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アクシデントが原因?!看護師を辞めたいときに考えるべき対策とは?

アクシデントが原因?!看護師を辞めたいときに考えるべき対策とは?

看護師という職業では、仕事をする上で多くのリスクを抱えています。

その逃れることができないリスクの中にインシデント・アクシデントがあります。

業務の中で常に患者の生命にかかわる重大なアクシデントを起こすリスクが高く、危険と隣り合わせにあるとも言えます。

 

そのような状況下で、

『一歩間違えると、患者の生命に危険を及ぼしかねないミスをしてしまった』

あるいは、

『自分のミスが原因で、患者に重大な影響を及ぼしてしまった』

といった経験をしたことはないでしょうか?

 

そういった経験をすると罪悪感にさいなまれ、看護師としてだけではなく、人間として自分の『存在価値』までが失われた状態に陥りやすくなります。

そういった経験や状態が原因で

『看護師を辞めたい』

なんて考えたことはありませんか?

アクシデント(医療事故)は医師または看護師などの医療機関に携わるスタッフの業務ミスによって患者さんの心身に影響を及ぼし、何らかの処置が必要となる深刻な状態に陥ることを意味します。

 

重大な医療ミスを起こしてしまった看護師はそのショックから落ち込み、しばらく職場に出勤することができなくなるケースが多いです。

 

また最悪の場合は、心理的に多大なストレスを抱えてしまい、退職に追い込まれることもあります。

実際に看護師が仕事を辞めたいと思う理由の多くが、インシデントやアクシデントを引き起こしたことを原因に挙げています。

 

ある年の日本看護協会の調査では、ほぼ毎年10人に1人の割合で看護師の方々が辞めているという結果があります。

それには様々な理由があり、状況は人それぞれかと思いますが、今回は『アクシデント』に着目してそれらを考えていきたいと思います。

アクシデントが原因で看護師を辞めたいと思っているあなた。

まずはこの記事を読んでください。

今のあなたのために綴った内容となっています。

 

お好きなところからどうぞ

あなたの今の気持ちは?

看護師 アクシデント 辞めたい 対策

出典:日本医療労働組合連合会『看護職員の労働実態調査「報告書」』

日本看護協会の調査では2011年の離職率は常勤看護職員が10.9%、新人看護職員が7.5%という結果になっています。

離職率は減少傾向にありますが、ほぼ毎年10人に1人の割合で辞めていることになります。

このデータはちょっと古いかもしれませんが、離職率は毎年それほど変わらず、看護師の大量離職が毎年繰り返されています。

そのため看護業界は慢性的な人手不足であり、職場定着への対策が必要とされています。

 

あなたは今、看護師を辞めたいと思っていますか?

本気で辞めたいと思っているのであれば、その理由はなんですか?

 

辞めたいというその気持ち。あなただけではありません。

画像をみても分かるように、実際に看護師をされているほとんどの方が何らかの理由で辞めたいと思っています。

看護師を辞めたいと思う気持ちは何ら不思議なことではなく、この業界ではごく当たり前のことなんです。

 

しかし、それらの理由は様々で多くの状況が関係しています。

その中でも今回は、『アクシデントが原因で看護師を辞めたいと思っている』という想いに焦点をあてて考えていきたいと思います。

 

アクシデントとは・・・

アクシデントが原因?!看護師を辞めたいときに考えるべき対策とは?

出典:http://www.risposta-legale.info/wp-content/uploads/2013/04/hospital-3-500×261-720×340.jpg

アクシデント とは

  1. 不慮の出来事。事故。災難。

     「―に見舞われる」

    accident

アクシデントとは、直訳では上記のように表されますが、日本の医療業界では『医療事故』などと訳されます。

インシデントを見逃したり対処法を誤ったりすることで、患者さんに悪影響を及ぼす明らかな医療事故になったものを意味します。

 

例えば点滴の中身や分量を間違えて投与してしまったり、薬品を間違えて渡してしまったりするなどのトラブルがアクシデントに該当します。

 

また、患者さんの身体的状況や特徴をしっかりと把握していないために患者さんを転倒させてしまったり、ベットから転落させてしまった場合に『硬膜下血腫または硬膜外血腫を発症した』といった事例もアクシデントに該当します。

その他にも本当に多くのアクシデント事例がありますので、以下の記事も参照してください。

アクシデントを起こしてしまうことで、その患者さんや家族だけでなく、同僚の看護師や医師から厳しく責められることになります。

さらには、損害賠償訴訟を起こされることも考えられます。

 

アクシデントとインシデントの違い

アクシデントが原因?!看護師を辞めたいときに考えるべき対策とは?

出典:http://www.aichi-med-u.ac.jp/sp/sp01/sp0101/__icsFiles/artimage/2012/11/30/cp0101/level_img.gif

よくアクシデントとインシデントを混同している方を見かけますが、同じ意味ではありません。

そもそも、インシデントの意味は以下のように捉えられています。

 

「危機」や「事案」などと訳されている場合があるが、実際にはインシデントの意味に合致する日本語は存在しない。東日本大震災のように最初からの大災害、医療事故や航空機のニアミス、日々発生しているような交通事故や火事、企業の工場で生産ラインが止まってしまう事例、製造ラインに農薬を混入される事件、パソコンのウイルス感染[1]、これらは全てインシデントである。

かつては事故(アクシデント)が発生する一歩手前の状況がインシデントと呼ばれていたのだが、事故などが発生した後でもほっておけば被害は拡大していくため、その意味ではその事故自体がまた他の事故や危機の発生する一歩手前と考えられるという観点から目に見える事故が発生する一歩手前の状況からすでに目に見える事故や災害が発生してしまった状況までをも含めてインシデントと呼ばれるようになっている。したがって、突発的な出来事で、迅速な対応が要求され、即座に対応しなければ被害が広がっていくものは全てインシデントという言葉で含有される。インシデントには大小様々、種類様々なものがあり、決して危機とか大災害だけを指すものではなく、また、事故が起きる一歩手前の状況のみをインシデントと呼ぶわけでもない。[要出典]

 

ちょっと長くて分かり辛いですね^^;

要は、インシデントはアクシデントの一歩手前の状態で、医療ミスを起こした際に患者さんに悪影響がなかった場合の状況を指します。

 

インシデント(incident)は、日本語では『偶発事象』と訳されていることもあります。

思いがけない理由により起こる事象で、適切に対処しなければ、重大な過失につながることを意味します。

一方、アクシデント(accident)は、「事故、医療事故」と訳されます。

インシデントを見逃したり、対処法を誤ったりすることで、明らかな事故になったものを意味します。

つまり、医療ミスを起こしてしまった際にそのミスが患者さんに悪影響があった場合がアクシデント。

 

一方、患者さんに悪影響がなかった場合がインシデントとなります。

日本の医療の現場では概ねこのように区別し、インシデントを見逃すことでアクシデントが起こると言えます。

アクシデント発生時には何か見逃したことはないかを考えます。

インシデントを探すことで、今後の医療ミスや医療事故を防ぐことにつながるということになります。

 

現役看護士が語るインシデント/アクシデント事例

アクシデントが原因?!看護師を辞めたいときに考えるべき対策とは?

出典:https://welq.cdn-dena.com/images/219798/530587835-syringe-with-glass-vials-and-medications-gettyimages.jpg/normal?1459501425

ここでインシデントやアクシデントにはどんなものがあるのか、あなたにも起こらないために主な事例を挙げつつ共有しておきます。

 

看護師のインシデントやアクシデントで1番多いのが注射・点滴類で、2番目が与薬と言われています。

いづれも『薬剤』関連ということですね。

薬剤は治療に欠かせないものであり、患者さんの病状を大きく左右するものであるといっても過言ではありません。

上記の2つで全体の6割以上を占めており、次に体位・姿勢の保持・移動と続きます。

 

注射・点滴で一番多いのが『指示内容・量』の誤りで、次に注入速度の間違い、与薬では配薬忘れ・重複投与・時間間違いとなっているようです。

療養型病棟や介護施設では転倒の割合が多くなります。

 

最近増えているのは経管栄養と点滴のルートを間違って経管栄養を輸液のルートに入れてしまうことが挙げられています。

この場合は、患者の生死にかかわる重篤な事態を引き起こしかねません。

点滴がもれ腕がはれ上がってしまったり、固定や接続が不十分で出血していたりするような事例もよくおこります。

与薬では渡す量や時間を間違えたり、他の患者の薬を渡していたりするようなミスが多発しています。

他には患者の取り違えがあります。

1日の新規入院患者が多いところでは同じ日に入院した患者や同じ疾患の患者を間違えてしうことがあります。

 

看護の現場では、ミスを起こす前に気が付いたり、間違ってしまっても重大な事態に至らないインシデントレベルで留まることが多いのが現状ではないでしょうか。

しかし、些細なミスであっても、最悪の場合は患者の様態が急変するなどのアクシデント(医療事故)にまで発展してしまう可能性は十分にあります。

そのため、特に新人看護師はミスを起こさないよう事前にミスを防げるように手技や手順から指示の受け方やチェック方法まで厳しく指導されます。

かといって、ベテランの方でもやってしまうことはありますので油断せずにやっていかなければなりません。

 

【対策】私の職場での取り組み

アクシデントが原因?!看護師を辞めたいときに考えるべき対策とは?

出典:http://yamaju-k.co.jp/wp-content/uploads/2015/07/bffcccddb0456535f2675ff6f508d15b1.jpg

インシデントやアクシデントには多くの事例があることはお分かりいただけたかと思います。

上記のものだけでも、あなたも実際に体験してしまったことがあるのではないでしょうか?

その時あなたはどんな対応や対策をしましたか?

その効果は体感できましたか?

ここでは、私の職場でインシデントやアクシデントが起こってしまった場合の、主な対応や対策の取り方について触れていきます。

ぜひ共有していただき、よりよい方法があればぜひメッセージを下さい!

あなたの貴重なご意見をお待ちしております。

 

さて、私の職場でのインシデント/アクシデントが起こった場合における実際の対応や対策についてですが。

まずはインシデントが起きた場合の流れとして

  1. インシデントが起きた現状をリーダー・上司・医師へ報告する
  2. 医師の指示の元、必要な対応をする
  3. 看護記録へ残す
  4. インシデントレポートを立ち上げる
  5. 事実を記載する
  6. 要因やその後の経過を記載
  7. 病棟内で共有する

主にこのような流れで行っていますが、あなたの職場でも同じような対応をされていることが多いのではないでしょうか?

 

また、特にアクシデントへつながりそうな事例については病棟内またはチーム内で時系列を立ち上げ対策を考えていきます。

その事例に関係する全ての人やモノについて

  • いつ
  • どこで
  • なにが
  • どうなって

ということが分かるように記載し、細分化した上で一つ一つの動きについて原因検索を行い、アクシデントに関係する部分をつぶすためにどうしたら良いのかを徹底的に洗い出していきます。

 

それこそ、今後そういったアクシデントを防ぐために業務を増やしてまで対策をとる場合もあります。

個人的にはそのような方法は好みませんが、組織としてはある意味分かりやすい対応になるわけです。

実際に感じている方も多いかと思いますが、『アクシデントに至るまでの動作をひとつずつ確認し徹底して指導・教育し直す』ということの方が大事だったりします。

 

そもそもの要因をひとつずつ消していくことにつながりますよね。

むしろそれが一番大事なんです。

あなたも学生時代『ハインリッヒの法則』について学ばれたかと思います。

  • 『久しぶりに聞いた』
  • 『そんなこともあったかも』

何て思いましたか?w

これって結構重要で、どんなことにも通じるんですよね。

ハインリッヒの法則

1件の重大事故(重傷以上)があれば、その背後に29件の軽度の事故があり、300件のインシデントが潜んでいる。この経験則をハインリッヒの法則という。この法則に基づいて、予防可能な不安全行動や不安全状態をなくすことによって、重大事故のリスクを減少させることができる。

 

画像を見ていただくと分かりやすいかと思いますが、これをみてあなたは何を感じますか?

改めてアクシデントってすごく恐いことだなって思いませんか?

 

だって、1件のアクシデントが起こった原因には300倍以上の要因が潜んでいるってことなんです。

ということは、本来アクシデントを防ぐためには300個以上の対策や対応が必要だってことになりますよね。

反対に、それだけ考えることができればインシデントやアクシデントなんて起きないということになるのではないでしょうか。

 

本当に起こった!新人看護師が体験した重大なアクシデント

アクシデントが原因?!看護師を辞めたいときに考えるべき対策とは?

出典:http://nursejobtensyoku.com/img/1236.jpg

私が実際に見てきたアクシデントの中で、特に印象に残っている事例についてご紹介していきます。

これをみて、ぜひあなたやあなたの周りにも注意を払ってみてください。

人のふり見て我が振り直せですよ。ほんとに。

 

ケース1:チェストチューブ事故抜去

アクシデントが原因?!看護師を辞めたいときに考えるべき対策とは?

出典:http://nurse-like.com/wp-content/uploads/2015/02/6adc21c67ff06b8e112ee100abe5554e1.jpg

これはある新卒1年目の新人看護師のお話です。

4月に入職し、循環器・呼吸器内科を主科とする病棟へ配属され日々黙々と業務に励んでいたFさん。

Fさんは比較的おとなしい印象の方でしたが、業務を覚えるのは早い方でいつもテキパキやっているなと思っていたのを覚えています。

そんな彼女も順調に成長し、無事に6か月目である9月を迎えることができました。

 

しかし、誰もが順風満帆に過ごして来たかに思っていた彼女に悲劇が襲い掛かりました。

自分でもそう思っていてても良いくらい順調だったに・・・

その日彼女は、ある癌性胸水をドレナージする目的で胸腔ドレーンを挿入・留置されていた患者さんを受け持っていました。

その患者さんはもともと、ADLとしては歩行もされているかたでしたが、ドレーンを留置したことによってそのADLは低下し、排泄には車いすでトイレまでの誘導が必要になっていました。

必然的に、車いすへのトランスファー介助を要するようになっていたのです。

 

11時すぎ。

 

一通り受け持ち患者のラウンドを終える頃、血相を変えて走り上司へ報告をする彼女を見かけました。

すると周囲にいた全スタッフが一斉に駆け出していきました。

急いで患者を搬送するスタッフ。

医師へ報告し呼び出すリーダー。

駆け寄る主治医。

一瞬の出来事でした・・・

私は他の業務や対応に追われ後での確認となってしまいましたが、なんと『車いすへのトランスの際にチェストチューブが引っかかって抜けてしまった』ということが起こってしまったのです。

その後すぐに処置が行われ、再挿入となりました。

決してわざとではありません。

彼女は細心の注意を払って介助をしたことでしょう。

 

しかし、起こったことは事実ですし患者さんには重大な影響があったことは否定できません。

 

チェストチューブが抜けてしまったということは、本来陰圧で保たれていなければならない胸腔内が解放され、肺が一気に虚脱してしまったのですから。

患者さんの肺だけでなく、各臓器への酸素供給や虚脱という侵襲が加わったことによる、ホルモンの影響に伴う身体への甚大なダメージがあったことは容易に考えることができます。

 

そして数日後、その患者さんは亡くなりました。

 

このアクシデントが直接の死因であったかは誰にもわかりません。

ですが、間接的な要因になったことは確実です。

これは可能性の話ですが、医療従事者でそこそこ知識がある家族がいた場合、訴訟を起こし勝訴することも容易であったでしょう。

今回はすぐにその場で死亡に至らなかったことや、ご家族の理解があったために訴訟という事態は起きませんでした。

 

ケース2:採血患者取り違えによる他患者への医療行為

アクシデントが原因?!看護師を辞めたいときに考えるべき対策とは?

出典:http://ganmaga.jp/wp-content/uploads/2016/03/Fotolia_99046588_Subscription_Monthly_M-642×336.jpg

こちらはある20年目を超えたベテラン看護師が起こしてしまったあるアクシデントのお話です。

とある夜勤の際、順調に業務をこなしていったMさん。

 

Mさんは明け方、医師の指示のため数人の患者さんの採血を採取しに行きました。

予定通り採血を採取したMさんは、通常通り業務を終え日勤看護師へ申し送りをし退勤しました。

その後何事もなく日勤業務が進められ、医師も朝の採血結果をもとに治療を検討していきます。

 

そんな中、ある泌尿器の患者さんの採血データが突然悪化しいていました。

これに慌てた主治医は、そのデータを改善しようと輸液を追加し経過観察をするよう指示を出しました。

指示を受けた日勤看護師は、当然のように指示を実施しました。

医師の指示ですから、何の疑いもなく。

しばらくすると一本の電話が鳴り響きました。

『○○さんと○○さんのデータが入れ違っている可能性がある』

臨床検査技師からの連絡でした。

 

その連絡に慌てたトップリーダー看護師は、すぐに両患者の採血データを時系列で過去のものと比較し確認しました。

『確実に取り違えてる・・・』

 

それは誰が見ても分かるほどの時系列での変化であり、明らかに両患者のデータが入れ替わっている結果となっているものでした。

『何が起きたんだろう・・・』

 

その答えは明確でした。

『採血管(スピッツ)を間違えて採取している』

そうです。

 

もうお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、『本来処置が必要であった患者さんの採血管と、必要のない処置を行ってしまった患者さん専用の採血管を入れ違えて採取してしまっていた』のです。

 

すぐに輸液を終了し、医師へ報告。

 

幸いその輸液は細部外液であったこともあり、患者さんに目立った影響はありませんでした。

 

しかし、これは本来必要のない患者に必要のない処置を実施してしまったというアクシデントです。

言ってしまえば、これが単なる細胞外液でなく循環作動薬や利尿剤、抗凝固薬などといった迅速に身体へ影響のあるものであったらどうなっていたでしょうか?

細胞外液であっても、勘違いしていた患者さんが心不全や腎不全などで前負荷が大きくなってる状況でこのような処置が行われていたら・・・

 

これって命に関わりますよね?

 

いや、そういった問題だけではありません。

そもそも何故そんなことが起きてしまったのか。

私たち看護師、ひいては患者さんにとってはそっちの方も重要です。

すぐに当該看護師であるMさんへ問い合わせると、その時は全く自覚がなく本人も何が起きたかわからないといった状況でした・・・

 

その後彼女達は・・・

看護士アクシデント

出典:http://kango.mayunet.com/

こうした患者さんの命に関わる重大な、甚大なアクシデントを起こしてっしまった彼女たちはその後いったいどうなってしまったのでしょうか。

それぞれの対応や心の変化に注目してみましょう。

 

ケース1:完全に自信を失った

その後Fさんは先輩やチームとともに時系列を作成し、それを基にしっかりと振り返りをしました。

順風満帆にこなしていたかのように見えた彼女の仕事は、実は雑であったことが分かりました。

改めて、移乗介助する際の手順を確認することで今後の看護に活かしていくこととなったのですが。

 

彼女は数日の間、何度も泣きました。

 

何度も何度も質問され、何度も何度も問いただされ、その度に何度も何度も泣いていました。

彼女は完全に自信を失い消極的に看護をする姿が印象的でした。

自分の甘さや傾向に気付けたことは、今後の彼女の看護に必ず活きてくると信じます。

 

ケース2:どうすればいいかわからなくなった

当初、本人は『しっかりと確認をした上で採血を実施した』と断言されていました。

しかし、後日責任者と共に『どのように確認したか』ひとつひとつの動作を確認しました。

すると、あまりにずさんな動作・手順であったことがわかりました。

彼女は『一つのトレーに2人の患者さんの採血管を一緒に入れていた』ということが分かりました。

 

そして、採血時にはそのスピッツと患者さんのネームバンドを用いての氏名確認を行っておらず、採取した血液をスピッツの名前を確認せずに入れていたのです。

当然、もう一つの患者さんへの採血におきましても同様に採取しています。

その時においては『残りのスピッツに採取すれば良い』という先入観がありましたから、もう名前なんて確認する意識すら消えていたわけなんです。

その後はチームを中心に対策を立てるため、臨時の会議を決行せざるを得ませんでした。

 

これは余談ですが、その時私はチームリーダーでしたので、休日を返上して会議に参加しなければなりませんでした。

正直、自分の時間や家族との時間もあったので、本当に辛かったです。

彼女にはアクシデントとして時系列を作成し、彼女なりに原因検索と必要な対策を立てて頂きました。

改めて採血時のプロトコールを確認し動作・手順の徹底をすることはもちろん、『一患者一トレイ』を完璧に行うため、責任者を通して病院側へ新しいトレイの購入を依頼しました。

当然ですが、まるで見せしめかのように毎日迫られていました。

それが、ベテラン看護師の方であろうと。

 

どちらのケースにおいても、彼女達はほんの一瞬でも

『辞めたい』

そう思ったことでしょう。

 

その後はしっかりと対策を立て対応をしましたが、そもそもこういったアクシデントを起こさないためにはどうすれば良いのか。

普段からどのように業務していけば良いのか。

起きてしまった場合どうしたらよいのか。

 

患者さんはもちろん『自分自身を守る』という意識も必要なのが現実です。

正直に言い換えると『法律から自分を守る』ということも看護師という仕事をする上では重要になってくるのです。

 

それらについて詳しくお話ししていきますが、その前にもう一つ。

今度は、私が実際に起こしたアクシデントについてもご紹介しておきます。

よりリアルな事実や心の動きをお伝えしていきます。

 

【緊急事態】私が報告したアクシデントがヤバい件

アクシデントが原因?!看護師を辞めたいときに考えるべき対策とは?

出典:http://www.jichi.ac.jp/msc/wordpress/wp-content/uploads/2010/02/DSC_0366.jpg

ここまでいくつかのアクシデント事例についてご紹介してきましたが、そんな私もアクシデントを起こしてしまったことがあります。

これには私以外の看護師も関わっていましたので、上記のような事例とは変わってくる部分もあるかと思いますが、アクシデントとしては同じ扱いです。

 

これは私が看護師3年目の頃であったかと思います。

当時私はICUで勤務しており、日々急性期の重症患者の治療に関わる看護をしていました。

全科に対する呼吸・循環・代謝についての知識だけでなく、さまざまな術後の対応、各臓器の治療やそれに対する身体の反応、処置・看護を求められるため勉強はしていました。

そういった意味では、モチベーションも高く日々向上心を持って業務にあたっていました。

特に脳外のドレナージ+呼吸器管理は、結構な神経を使っていたことをよく覚えています。

そんな毎日を送っている中である日、パーキンソンを患っており誤嚥性肺炎を発症、重症化にて挿管管理となっていた患者さんがいました。

その患者さんはパーキンソンの他に、脳血管疾患の既往もあったかと思います。

そのせいもあってかジストニアの様な症状が持続しており、常に開口されていて挿管チューブが不安定な状況でした。

それこそ、一日3回以上は固定テープ交換を実施していました。

正直それすらリスクですよね。

ある後輩看護師の方と、その患者さんの体位変換に入った際に悲劇は起こりました。

『せーのっ、あーー!!』

私はすぐには気付きませんでしたが、その後輩看護師の目の目で驚く大きな声に反応しことの重大さに気付きました。

『抜けました!!!』

そうです。抜けたんです。挿管チューブが。

『事故抜管』が起きてしまったのです。

 

その時は正直、その患者さんの呼吸がどうなっていたかなんて気にすることができませんでした。

  • 気道の開存を確保し、呼吸を保持するために挿管チューブが留置されていたにも関わらずそれが抜けたこと。
  • とにかく早く気道を確保し、加圧換気をしなければ

という意識で頭がいっぱいになっていました。

 

後輩看護師はテンパっていて動けなかったので、すぐにベッドの位置を動かすことだけ指示し、私は走りながら先輩看護師へ報告ししにきました。

その際手に取ったバックバルブマスクですぐに加圧を行いました。

幸い、その患者さんはウィニーング段階にあり抜管にトライできるレベルにある呼吸状態であたっため、再挿管せずに経過観察となりました。

 

これはたまたま運が良かっただけです。

 

その後私は、先輩看護師を巻き込んでしまいながら後輩看護師と振り返りを行い時系列を起こしアクシデント報告を行いました。

前述したような、固定テープに対するリスクアセスメントが甘かったことや、体位変換時におけるチューブ類の観察、声掛けなどが十分にされていなかったこと分かりました。

その後しばらくは周りの目も気になりましたし、挿管チューブを留置された患者さんや体位変換事自体をすることが怖くなっていました。

 

アクシデントを未然に防ぐためにおすすめしたい方法5選

アクシデントが原因?!看護師を辞めたいときに考えるべき対策とは?

出典:http://iwiz-beauty.c.yimg.jp/c/beauty/article/thumb/2016/0218/358169/image.jpeg

あなたはアクシデントを起こしたことがありますか?

または、アクシデントを起こしている現場に遭遇したことはありますでしょうか?

ここでは2度とアクシデントを起こさぬよう、そしてアクシデントから患者さんを守るため、自分を守るためにアクシデントを起こす確率を少しでも減らす有効な方法を紹介します。

 

医療(投薬など)に関する知識を高める

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出典:http://pluslifestyles.com/wp-content/uploads/2014/05/Drops-vs-injections.jpg

医師も処方を書き間違えることはあります。

このような医師のミスに遭遇した場合にしっかりとして知識があれば、投与する前に未然に気付くことができます。

 

直接口に出して確認する

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出典:http://cetaka.com/wp-content/uploads/2015/07/%E6%8C%87%E5%B7%AE%E3%81%97.jpg

例えば、投薬する際にはしっかりと口に出して確認をした上で実施しましょう。

  • 『○○薬を△△㎎でよろしいですか?』
  • 『☆☆注射ですね』

などと復唱することを意識して確認する習慣を付けましょう。

このように口に出すことで、担当医師や同僚の看護師が間違いに気づく可能性が高まります。

 

疲労を感じたら休息を取る

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出典:http://dj8miipjn3ds2.cloudfront.net/report/1377937188077/1377937188077_0_150615213441715_700x.jpeg

夜勤や残業で身体が疲れ切っている時は誰でも集中力が低下してミスを起こしやすくなるものです。

疲れを感じたら無理をせずに休息を取るようにしましょう。

 

看護師賠償保険に加入しよう

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出典:http://workingwelltogether.org/wp-content/uploads/2015/11/Medical-4.jpg

万が一、アクシデント(医療事故)を起こしてしまった場合に備える方法として、看護師賠償保険に加入するのもお薦めです。

看護師賠償保険を簡単に説明すると、看護師個人が訴えられたときのための保険で、損害保険会社各社からさまざまな名称で販売されています。

 

看護職賠償責任保険は、免許を有する看護職の方が看護業務に関連して他者に損害を与えた場合に備える保険です。

アクシデントを起こした場合は、病院の責任だけでなく関係した医療従事者である個人も賠償責任を負わなければいけないケースがあります。

そのような場合に看護師賠償保険に加入していることによって、対人事故や、患者さん・病院の物の損壊、人格権侵害、初期対応費用などが補償されます。

 

正しくアクシデントに向かい合おう

アクシデントが原因?!看護師を辞めたいときに考えるべき対策とは?

出典:http://img01t1.cc-library.net/box01/1024-cc-library010001699.jpg

誰もがアクシデントを起こそうとして働いているわけではありません。

一生懸命に患者さんのために働いているにも関わらず、ミスを犯してしまうことも多々あります。

日頃からアクシデントを起こさないように強い意識を持って業務を担当するのが大切ですが、アクシデントを起こした後の対応も同様に大切です。

 

『なぜあの時ミスをしてしまったのか?』

 

この原因を究明して適切な対策を施すことで、再びミスを起こす確率を低くすることができます。

反省や後悔ばかりしていても気持ちが滅入ってしまうだけです。こ

れも一人前の看護師になるための試練だと思い、気持ちを切り替えて頑張ってくださいね!

 

それでも辞めたいあなたへ。たった1つの提案があります

アクシデントが原因?!看護師を辞めたいときに考えるべき対策とは?

出典:http://eblest.com/wp-content/uploads/2014/02/keywordsalvage-680×510.jpg

ここまで、実際にインシデント/アクシデントとは何か、実際に起こった内容について触れてきました。

このようなことが原因で、あなたは『看護師を辞めよう』と考えていませんか?

もしくは考えたことはありませんか?

そんなあなたのために、せめて1つだけ提案をさせてください。

 

今回、あなたが辞めたいと感じている原因って

  • 『インシデントが怖い』
  • 『アクシデントが怖い』
  • 『実際に起こしてしまって居場所がない』
  • 『罪悪感や周りの目が死ぬほど辛い』

なんて考えがあるのではないでしょうか。

 

でもその想いって、逆に言ってしまうと看護師として本当に大事なことなんですよ。

そうやって感じること、考えることができない人なんて看護師として働いてはいないと思いますし、働いちゃダメなんです。

 

あなたはどうですか?

 

すごく看護師として素晴らしい考えを持っているとは思いませんか?

それでも、辞めたい要因って他にもありますよね。

  • 『仕事が忙しい』
  • 『休日が少ない』
  • 『残業が多い』
  • 『人間関係で悩んでいる』

など、職場内で悩みを抱えている看護師は大勢います。

中にはストレスを抱え込んで体調を崩してしまい、看護師の仕事を辞めようと考えている方も・・・。

 

しかし!

 

看護師の仕事でも訪問看護や保健師などの少し分野の違う仕事もありますし、看護師として素晴らしい想いを持ったあなたなら他の環境で働くことを考えたらいかがでしょうか?

現在多くの看護師が自分にあった職場を求めて『転職』をされています。

それは何ら恥じることでも何でもありませんし、あなたにとっては一つの選択肢でしかありません。

あなたを必要とする職場は数え切れないほどあります。

本気で辞めようとする前に、良い方向と正しい方法で行動してみませんか?

きっと今後のあなたの人生を明るいものへと変えてくれるきっかけになると私は思います。

『転職なんてどうやってしたらいいかもわからないよ』

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以下の記事でもお話しいたしますが、『まずは相談してみる』ってすごく大切です。

もったいないですよ。

せっかく看護師という資格を取ることができたのですから。

 

【頑張れる人限定】看護師を辞めない方が良い6つの理由

アクシデントが原因?!看護師を辞めたいときに考えるべき対策とは?

出典:http://www.renonorden.no/wp-content/uploads/2015/10/Organisasjonskart.jpg

看護師を辞めたいと考えているあなたへ、『環境を変えてみよう』という提案をさせていただきました。

もう一つ、逆のパターンとして『職場は変えずに看護師も辞めない』という選択をする場合についてお話ししていきたいと思います。

 

正直、辞めたいと思っている人はたくさんいます。

 

しかし、本気でやる気を失い本気でやめたいと思っている人に看護をしてもらいたい患者さんは一人もいません。

また、病的に悩んでしまい追い詰められえている方は今すぐ上司へ相談し対応を考えてください。

それが今後のあなたの人生のためであり、職場のみんなのためであり、なにより患者さんのためであります。

決して無理をしないでください。

まずは一度休みましょう。

その時間がきっとあなたを大きくしてくれるでしょう。

ここからは、体力・気力に自信があるパワフルな人限定の内容ですw

 

『いろいろあったけど頑張るわ私!』

 

という方はぜひ、以下の内容をご覧いただき悩んだときの参考にしてください♪

 

【新人編】3年は辞めないほうがいい3つの理由

アクシデントが原因?!看護師を辞めたいときに考えるべき対策とは?

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新人看護師であれば、3年は辞めないことを1つの考えとして提案します。

看護師として同じ職場で3年働いてから今後の身の振り方を考えても決して遅くはありません。

 

看護師として自立するには、一定の期間がかかる

看護師として現場で働く以上、一人前の仕事を求められることは当然のことです。

 

しかし、最初から完璧を求められているのではありません。

仕事に取り組むあなたの姿勢を見られているのです。

看護師に向いているのかどうかは、たとえ自分のことであってもすぐには判断できません。

特に看護師の業務は幅広いので、それらを一通り経験するには時間がかかります。

 

また、そのすべてが自分に向いていて好きな業務とは限りません。

今の職場を辞めて違う病院や施設に勤務することになっても、経験が少なければまた同じような壁にぶつかり、またい『辞めたい』を繰り返し、あなたの可能性や成長を潰してしまいます。

ですから、腰を据えて自分の仕事と向き合い、目の前の仕事を懸命に、納得がいくまでやる習慣を身につけることが大切です。

 

経験を増やし、自分の強みと弱みを知る

どんな業務でも、最初からうまくいくわけではありません。

むしろうまくいかないことの方がずっと多いはずです。今はひたすら実践と学習を繰り返し、経験を増やしていくことしかありません。

そうすれば自分には何ができるのか、何ができないのかが見えてくるはずです。

迷い悩んだこともいずれはあなたの力になり、「あなたにしかできない看護」につながっていきます。

 

自分なりのやりがいや目標を見つける

毎日が精一杯といううちは、看護の楽しさややりがいを感じることは難しいでしょう。

 

しかし、時間や経験を重ねていくうちにさまざまなことを感じる余裕ができ、自分を客観的に見ることができるようになります。

仲間を意識することで自分の苦手な部分が見えて新しい目標が見つかったり、尊敬できる先輩ができたり、何より看護を通して患者さんとかかわることでやりがいを見つけ、自分が目指してきた看護が理想ではなく現実のものだと感じることができるようになってくるはずです。

 

中堅看護師~編

アクシデントが原因?!看護師を辞めたいときに考えるべき対策とは?

出典:http://看護師給料アップ.com/img/middle-standing-nurse-agony.jpg

看護師が仕事を辞める理由は大きく分けて2つあり、その理由は新人看護師の頃とは変わってきます。

もちろんアクシデントががその一つであることに違いはないのですが・・・

 

1つは個人的な理由で、

  • 妊娠・出産
  • 結婚
  • 子育て

の順で割合が高くなっています。

 

もう1つは職場環境や労働条件による理由で、

  • 勤務時間が長い・超過勤務が多い
  • 夜勤の負担が大きい
  • 責任の大きさ・医療事故への不安

の順で割合が高くなっています。

 

施設を変えても問題が解決しない場合

辞めたいと思う理由はさまざまですが、施設が変わっても似た問題が起こる可能性があります。例えば人間関係についての問題です。

施設を変えても解決しない問題の場合は辞めることを即決せず、慎重に考えましょう。

人間関係の問題の場合は誰かに相談したり、自分に原因がないかを考えたり、日頃の言動を見直したりと、まずは自分にできることがないかを考えることから始めましょう。

 

施設を変えることで問題が解決する場合

夜勤や休暇などの勤務形態についての問題は、施設を変えることで解決できる場合があります。

看護師の9割は女性ですから、結婚や出産や育児など人生の転機によって働き方を変える必要が出てくるケースも少なくありません。

 

看護師として働き続けるためには家族の理解や協力も不可欠ですから、きちんと相談し、どのような働き方をしたいのか考えておく必要があります。

ただし、施設や勤務形態を変えることで、これまでと待遇面ややりがいが変化することもあるので、辞めた後のことについても考えておかなくてはいけません。

 

キャリアアップなど、明確な目的や目標がある場合

資格取得やキャリアアップをしたいと思っても、働く施設によっては環境が整っていないこともあります。

認定看護師や専門看護師などは希望する分野での実務経験が必要になりますし、病院によってキャリアアップに対する支援制度や考え方の違いもあります。

今の施設に不満がなくやりがいを感じている場合でも、自分の意志を尊重しましょう。

辞めると言うとマイナスのイメージを持たれやすいですが、自分の目標や夢を叶えるための前向きな退職もあります。

病院にとっては意識の高い看護師を失うのは大きな痛手ですが、あなたの考えをきっと理解してくれます。

あなたの成長は医療の発展につながっていくのですから、自信を持って前に進んでいきましょう。

 

『辞めたい』と思ったときに考えるべき11の対策

アクシデントが原因?!看護師を辞めたいときに考えるべき対策とは?

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自分の気持ちや感じていることを伝える

あなたが新人という立場であれば尚更ですが、相手が誰であっても自分の意見や考えを伝えることはとても難しいでしょう。

だからと言って何も言わなければ何も伝わりません。

『相手にわかってもらいたい』のではなく『自分で伝える』という姿勢が大切です。

あなたを指導する先輩の看護師は、あなたが何も聞かなければ『わかっている』と判断します。

怒られたくない、迷惑をかけたくないと遠慮してそのままにしておけば、わからないことや困ったことが増えてしまうだけです。

先輩の看護師や上司は、あなたが仕事を間違って覚えてしまったり何かミスを起こしてしまうことのほうがずっと心配なのです。

 

また、あなたからの質問や意見は無駄なわけではありません。

ついつい事務的になりがちな業務も、あなたの気づきによって見落としや見過ごしを防ぐことにつながることもあり、いい刺激になります。

何よりも、あなたが先輩の看護師や上司に積極的にかかわることは、結果的に自分の成長を早めることになるのです。

ですから、まずは勇気を出して『困っている』『わからない』と正直に伝えていくことを心がけてみましょう。

 

先輩の看護師に相談する

辞めたいと思う前に、悩んでいることや困ったことがあれば先輩や上司の看護師に相談するようにしましょう。

あなたのつまずきは、おそらく先輩の看護師もほとんど経験して乗り越えているはずです。

あなたの悩みは、あなた一人のものではなく職場全体の問題でもあるのです。

日頃からコミュニケーションをとって信頼関係を築くことで、今後の業務もスムーズに進みます。些細な悩みも溜めずに相談しましょう。

 

自分にしかできないことを見つける

今はプリセプター制度やクリニカルラダー制度など、病院の理念や方針によって目標が決められていることもあります。

これらの目標を達成することは大切ですが、まずは初心に戻って自分にできることを考えます。

自分の理想とする看護師像や、看護師を目指したきっかけを思い出すのもいいでしょう。

また、小さなことでも自分にできることを見つけ、毎日実践することも大切です。

  • 自分の体調をしっかり管理して、毎日元気に業務ができる
  • ナースコールに積極的に出る
  • 患者さんの話を傾聴する
  • わからなかったことはその日のうちに調べる、勉強する、質問する

このような小さな積み重ねが、あなたにとって大切な財産になります。

 

仕事へのやりがいや喜びを感じている場合

残念ながら、あなたの理想がすべて叶う職場はありません。

あなただけでなく、みんな何かしらの不満や悩みを抱えています。

そのような状況でもやりがいを感じることができたり、信頼できる仲間がいたり、目標があったり、楽しいと思えることがあるのであればもう一度踏ん張ることができるはずです。

 

突発的に辞めたい、何となく辞めたいと思った場合

毎日の看護の中では、上司に怒られた、ミスをした、嫌な患者さんの担当になったなど、辞めたいと思わせる出来事が必ず起こります。

それらの問題は誰もが通る道であり、それを乗り越えることであなたの看護師としての経験や実力が増していきます。

何かあったら『辞めたい』ではなく、その問題から逃げずに『それをどう乗り越えていくか』というふうに考えてみましょう。

また、『何となく辞めたい』というように辞めたい理由がハッキリしない場合も同じです。

明確な理由がなければ辞めたことを後悔するかもしれません。

自分なりの目標ややりがいを見つけ、看護の楽しさやおもしろさを探してみましょう。

辞めたら後悔するかも、と思ううちはまだあなたにできることが残っているはずです。

 

自分を大切にできていないと感じている場合

辞めるか辞めないかを考える時、一番優先して欲しいことは「自分自身を大切にする」ことです。

看護師は責任感が強く献身的な人が多いため、つい自分のことを後回しにしてしまうことがあります。

その気持ちは大切ですが、それが必ずしも良いとは限りません。

看護師が働く現場では、症状の急変や患者の死など非日常的なことが当たり前のように起こり、一瞬たりとも気を緩めることができません。

 

また、痛みや不安を抱える患者さんたちとも向き合わなくてはなりません。

看護師の心身の健康が看護や患者さんに大きな影響を与えていることを忘れてはいけません。

看護師として『自分自身が健康でなければ、患者さんの健康や安全は守れない』ということを意識し、自分の健康を最優先に考えることが大切です。

 

自分にできることを精一杯やったか

辞めたいと思っている時は、不満や不安を多く抱えているので自分を見失いがちです。

そのため、問題の原因がすべて周りによるものだと思い込みやすくなります。

それでは解決できることも解決できなくなります。

 

一人で抱え込んだり感情的になったりせず、日頃の言動や仕事に対する姿勢、コミュニケーションの方法などを振り返ってみましょう。

たくさんの人と関わる看護師には、自分を冷静に判断して改善・成長していく力も必要なのです。

 

自分が譲れないことは何かを見極める

看護師として働く上であなたが一番大切にしたものは何かわかっていますか?

辞めたい理由が個人的な理由であっても職場環境による理由であっても、譲れない信念や絶対に守りたいものがあるのではないでしょうか。

 

また、自分が妥協できるのはどこまでかを線引きしておくと、これからの方向性が見えてきます。

そして、あなたが看護師になった理由ややりがい、喜びを感じた出来事などをこの機会に見つめ直してみることも大切なことです。

 

活用できる制度やその利用状況の情報を集める

看護師にとって結婚や出産などは人生の大きな転機であり、働き方を変えなくてはいけない場合も出てきます。

育児休暇や夜勤の免除、労働時間の短縮など、施設によって福利厚生の内容は異なりますので、自分の施設の制度について調べてみましょう。

 

また、その制度を活用した人から話を聞くことも今後の働き方の参考になります。

自分自身の体調不良や家族の介護などの場合でも制度が適用されたり、部署の異動で働き方を変えることもできるので、まずは自分に必要だと思われる制度をしっかりと理解しておきましょう。

 

自分の考えを整理して伝える

あなたがどのような働き方を望んでいるのかを上司や施設側に伝える必要があります。

どんな問題や不安を抱えているのか、それを解消するためにどんな働き方を希望しているのかなど、思っていることをきちんと伝えましょう。

その際、自分の希望をすべて通そうとするのではなく、施設側の考えや意見も聞いて歩み寄ることが大切です。

 

退職・転職を具体的に考える

このようなプロセスを経てもあなたの辞めたいという気持ちが変わらなければ、退職や転職を具体的に考える段階にきたと言えるでしょう。

あなたが納得して辞めることができるような状況になれば、辞めたことを後悔することもありません。

ここまでくれば、無理をして我慢し続ける必要はありません。ここからは気持ちを切り替えて次の新しいステージに進んでいきましょう。

 

まとめ

アクシデントが原因?!看護師を辞めたいときに考えるべき対策とは?

出典:http://01.gatag.net/img/201507/05l/gatag-00009594.jpg

いかがでしたか?

この記事を最後まで読んだあなたは、相当に苦しんだことでしょう。

 

しかし、ここまで読み進めたことで新たな気づきや想いが芽生えてはいませんでしょうか?

ぜひ、その思いに従ってみてください。

今のままでは何も変わりません。

あなたのためにあなたが変わりましょう。

 

そして、そのためにここでお話しした内容のうち一つでも実践してみてください。

きっと看護師としてのあなたの役に立つはずです。

これからも同じ看護師として患者さんを、そして自分を守っていきましょう。

 

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現役看護師のだてっちと申します。 家族は奥さんと長男、長女、出産間近の5人家族です。 看護師をやりながら日々思う事をつらづらと書いていきます。

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