看護師になりたい人の求人情報や給料や転職から現役看護師のお仕事事情まで

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい~ICU経験で出会った3つの事例~

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい~ICU経験で出会った3つの事例~

医療の進歩に伴い看護師に求められる役割は多様化 し業務内容も複雑化しており,看護師は最も厳しいストレス状況にある職種の一つといわれています。

日本医療労働組合連合会が行った2006年の看護職員の労働実態調査 では,『仕事にやりがいを感じているか』についての統計を取ったところ、看護師全体の3分の2が仕事をやめたいと思っているという危機的状況が報告されています。

 

なかでも”精神科”看護師はバーンアウトの発生率が高 いといわれ、ストレスの 6割以上は人間関係による ものであり,ストレス要因として以下のような項目が挙げられています。

  • 看護介入の困難さ
  • 看護者への患者の否定的行動化
  • 患者の自殺・自 傷の経験
  • 患者の感情への巻き込まれ
  • 患者の生 活背景へのかかわり

などを挙げている報告もあります。

これは精神科にとどまらず”小児科”で勤務する看護師が直面する問題としても、共通する部分があるといっても過言ではありません。

小児看護は心身の共に発達途中の子どもたちを対象としていますが、子どもは環 境の影響を受けやすく、大人に比べ症状も不安定であ るといわれています。

以上のことから小児科の看護師として働いていく上でも、精神科の看護師として働くことにおいても、看護師がやりがいを感じて仕事をしていくためには看護師自身のストレスマネジメントが必要 であると言えます。

あなたは精神科や小児科のような特殊な領域を専門とした病棟・病院・クリニックなどで働いたことはありますか?

または現在勤務中でしょうか?

そして、これから小児科や精神科の看護師として働くことを目指してはいませんか?

今回はそんなあなたへ看護師のやりがいについて、小児科・精神科の実態と、私が実際にICUで経験したお話を含めてご紹介していきます。

 

お好きなところからどうぞ

看護師のやりがいって何?

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい~ICU経験で出会った3つの事例~

出典:masato55.com

あなたは今、仕事にやりがいを感じて働いていますか?

あなたにとってやりがいとは何ですか?

唐突に質問をしてしまいましたが、いかがでしょうか?

これらの質問に答えることはできますでしょうか?

冒頭でもお話ししたように、こういった内容に対する実態調査の結果では、ほとんどの看護師の方が『辞めたい』と感じているのが現状です。

あなたもその中の一人となっていませんか?

看護師の仕事は決して楽なものではありません。

  • 目まぐるしく変化する医療の常識
  • 多くの診療科に伴う専門領域
  • 求められる知識・技術の量
  • 夜勤などの長時間の拘束
  • 勤務先の過酷な労働環境

など挙げればきりがないほど、負荷のかかることばかりですよね。

 

その中で、私たち看護師は何かしらの『やりがい』や達成感を持って働いているのではないでしょうか?

『辞めたい』なんて思っていても『やりがい』があるからここまで来れたのだと思います。

実際に、『仕事にやりがいを感じている者の疲 労度は低い』という報告 があることから,ストレス(負荷)と 達成感(やりがい)は看護師を続けていく上で重要な関係があると 考えられれています。

 

さらに、看護 師を対象とした実態調査で『職場でやりがいを感じる時』 で最も多いのは『患者との信頼関係,患者からの評価』 であり,次いで『仕事の達成』・『患者以外からの努力の承認』であったという報告もあります。

このような看護研究をされている方なら一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?

 

また,精神科 看護に対する思いを『魅力』『やりがい』といった面 に焦点を当て,記述してもらうという研究がありますが、そこでは以下のような記述がありました。

 

患者さんと良いコニュニケーションがとれ,気持ち が通じたと感じた時に精神科が好きと感じる

患者 さんが回復することでやりがいを感じる

精神科だ からこそ起こる日々の問題に対して悩み考え,それが 達成していくことによって自己の成長が実感でき魅力 へとつながる

 

などが挙げられています。

これは小児科においても共通する部分が多いのではないでしょうか?

このように、専門領域によって看護師がやりがいや達成感を感じる部分は様々であることが言えるかと思います。

 

今回着目する『小児科』『精神科』におけるアンケート調査の一例において、看護師がやりがいを感じる最も多い場面をいくつかのカテゴリーに分けるといった研究を見てみると

 

  • 患者さんの症状改善
  • 患者さんと看護師間の人間関係の 向上
  •  患者さんの良い部分の発見
  • 自己の関わりによる成果
  • 家族か らの感謝・喜びの声

 

主に以上のようにカテゴリー化することができました。

 

患者さんの症状改善

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい~ICU経験で出会った3つの事例~

出典:welq.jp

看護師が達成感を感じる場面として、患者さんは疾患の治癒のために入院しているため、症状の改善というのは患者さんにとっても医療者側にとっても第一目標にあげられますね。

そのため,それが感じられる場面というのは,看護師にとって大きな達成感に繋がるのだといえます。

さらには、患者さんの症状改善というのは,達成感を得られるのと同時にストレス(’負荷)の軽減にも繋がるといえるのではないでしょうか?

これは,多くのストレスは患者さんの問題行動に起因するからです。

患者さんの問題行動によって感じていたストレスが、患者さんの症状改善によって達成感へと変換されるという流れがあるからなんです。

 

患者さんと看護師間の人間関係の向上

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい~ICU経験で出会った3つの事例~

出典:seasonsonline.com

私たちが感じるストレス場面の中でも『患者さんとの対応の難しさ』がありますがその難しさと繋がりがあると考えられます。

特に、小児科や精神科のような患者さんとの対応には難しさを感じ,ストレスとなってしまう場合もありますよね?

 

でも逆に言ってしまえば、それが円滑に進むとストレスではなく、達成感に繋がるといえるのではないでしょうか。

適切なフィードバックが得られれば、自尊感情は上昇し、内的にも動機づけられますます良い看護をしようと思うようになるのです。

 

患児の良い部分の発見

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい~ICU経験で出会った3つの事例~

出典:mamari.jp

患者さんの笑顔や子どもらしさといった、何気ない場面に達成感を感じこともありますよね。

病院という特殊な環境や施設の中で働いている看護師にとって、そういった患者さんの疾患とは関係のない普通の姿を見ることが喜びにつながるのものです。

 

自己の関わりによる成果

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい~ICU経験で出会った3つの事例~

出典:ovo.kyodo.co.jp

小児科や精神科では特に、心を閉ざしたかかわりの難しい患者さんが多いのは当然のことですよね。

そんな中でも一生懸命に看護したことによって患者さんが心を開いてくれたり、ひいては症状が改善したりするようなことがあったならば、看護師冥利に尽きる想いではありませんか(^^)

 

家族からの感謝・喜びの声

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい~ICU経験で出会った3つの事例~

出典:tlum.ru

以上のような項目が得られると、今度はご家族の方々からも『○○さんありがとう』『○○さんのおかげです』『○○さんがいると安心だわ』何て言われることも少なくですよね。

あなたにとっては当たり前のように提供していることでも、患者さんやご家族にとっては特別な行為であり時間です。

それらの結果から、感謝の言葉や態度が得られると『やってよかったな』と思うはずです。

こういう時に一番、やりがいを感じる看護師も多いのではないでしょうか。

 

このように,多くの場合患者さんへの対応というのはストレスにもなりかねませんが、同時に達成感にも繋がるということが分かります。

言ってしまえば、あなたが『辞めたい』という感情と『やりがい』を感じる部分は紙一重であると考えられます。

 

看護師が働く場において、医師が標榜する診療科の数と同じだけ多くの科があります。

看護師の資格があれば、どの科でも働くことは可能なわけですが、それぞれの科によって接する患者さんの状態は違いますし、お仕事の内容や求められる人材やスキルも違ってきます。

 

また、同じ診療科でも大学病院や総合病院なのか、救急指定病院になっているのか、開業医院なのか等によって仕事や勤務体系が大きく異なることもあります。

 

今回は、数ある診療科の中から『小児科』と『精神科』にスポットを当てて、特徴や仕事内容・メリット・デメリットなどについてご紹介していきます。

他の科では味わえないやりがいが得られる専門領域といってもいいかもしれません。

ぜひ最後までご覧ください。

 

小児科看護師のやりがいは?~小児科に勤めるということ~

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい~ICU経験で出会った3つの事例~

出典:www.b92.net

小児病棟で働く看護師には多くの役割があります。

  • 入院している子ども達を温かく見守ってあげること
  • 不安な気持ちを受け止めてあげること
  • 少しでも楽しい時間を過ごせるようにしてあげること

などが大きな役割となります。

 

もちろん、看護を提供することも大事な仕事ですが『子どもが安心して生活できる環境を用意してあげたい』という思いが、小児病棟の看護師の心の中には常にあります。

 

そして、子どもの心は非常に繊細で治療にも大きく影響します。

子供への治療・療養環境を整えるという意味では

  • 一緒に楽しむこと
  • 病室が少しでも明るくなるように飾り付けをすること
  • 1年を通してのイベントは大切にすること

など小児病棟ならではの特色もあります。

 

ピアノなどの楽器が弾ける・折り紙が得意・絵を描くのが好き・手品ができるなど、あなたの趣味や特技を最大限に活かせられるのも、この現場で働く看護師の腕の見せ所になるでしょう。

小さい赤ちゃんから自分の気持ちをしっかりと伝えられる子どもまでを対象としているので、場合によっては意思の疎通ができないこともあります。

子どもの気持ちになって考えられる柔軟性や、噛み砕いて伝えられるコミュニケーション能力、じっくりと向き合う姿勢なども小児病棟で働く看護師に必要な能力です

辛いことも多々ありますが、子ども達の笑顔を見ることで、不思議とストレスや不満を解消できるのもこの現場の魅力です。

中でもNICUは『小さな命を未来に繋げる』ということが働く看護師の大きなやりがいです。

他の現場よりも細かい知識や技術を求められることが多いので『訳が分からない』『処置が恐い』と投げ出してしまう看護師も少なくないのですが、洞察力や観察力を養うことができるのも事実です。

 

また、保護者への関わりがとても大切な現場です。

その分コミュニケーション能力も向上しますし、保護者から感謝の気持ちを伝えられたときや、NICUに収容されていた赤ちゃんの成長を知ったときには、何とも言えない感動を感じられるでしょう。

反対に、ちょっとしたことで保護者からクレームを付けられることも多く、クレーム対応に苦労するのも小児科で働く看護師の悩みの一つです。

それでも、他の現場では味わえない問題を解消していくことで、自信が持てるようになったり、より上を目指そうという気持ちになったりできるのもやりがいの中の1つです。

 

子供が大好きなら一度は憧れる小児科の看護師。

一通り看護師としての経験を積むと転職を考える人も少なくありません。

ただ、子供が大好きと言う理由だけでは中々勤まらない小児科での勤務。

そんな専門性あふれる小児科で働く際にはどんなことが待ち受けているのでしょうか?

やりがいを求め、これから転職を考えている人はもちろん、今現在小児科に働いて給料に関して不満を抱えている人なども、以下の内容に目を通しておいてください。

 

小児科の特徴

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい~ICU経験で出会った3つの事例~

出典:www.yasabe.com

一般の病院などで看護師が治療や医師のサポートに当たるのに対し、小児科の場合は、医師には出来ない特別な役割を果たす事も少なくありません。

治療に来ている親子に対しては、子供の治療だけでなく、しっかりと親の立場に立って、子供の病気や怪我への不安を取り除いてあげるのも看護師の大きな役割となります。

医師は次々と診察をしていかなければならない為、1人1人の子どもと親に充分な説明を出来ない場合もあります。

そんな時は、普段関わりを多く持っている看護師がしっかりと説明してあげることも必要です。

 

また、入院中の子供の看護やケアに関しても、親がいない間親代わりの役目を担うのも看護師の役割と言えます。

必要以上に構うのではなく、しっかりとコミュニケーションを取り、時には生活に関しての指導を行うのも小児科で働く看護師の役割となります。

 

小児科看護師に求められる3つのスキル

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい~ICU経験で出会った3つの事例~

出典:www.yummymummyclub.ca

小児科では、成人看護とは全く違った視点や繊細な気配りや技術を要す印象を持たれている方が多いかと思いますが、実際のところはどうなのでしょうか?

主な3つの点についてまとめましたのでご覧ください。

 

小児病棟での心身のケア

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい~ICU経験で出会った3つの事例~

出典:pixabay.com

小児患者が入院する病棟の事を小児病棟と言いますが、小児病棟には怪我や病気などで入院している子供がたくさんいます。

毎日の基本的な看護業務に加え、入院している子供たちの体調や精神面までケアして上げるのも小児科で働く看護師の仕事内容の一つです。

 

保護者へのメンタルケア

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい~ICU経験で出会った3つの事例~

出典:www.babyinochi.com

前項でも少しお話ししたように、一般の内科や外科に比べて子供の保護者へのメンタルケアも重要な看護師の仕事内容の一つです。

治療するにあたっては、注射や点滴など痛みを伴うものもある為、親からすると『子供がかわいそう!』といじめられているような気持になります。

そういった親へのメンタルケアも重要な仕事の一つで、単純に説明するだけでなく納得してもらえる為の心配りも重要となります。

 

医師の診察介助

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい~ICU経験で出会った3つの事例~

出典:www.microtiaclinic.com

一般の診察でも基本的に看護師は医師の介助を行いますが、小児科の場合は更に重要な役割を担います。

と言うのも一般の患者とは違い相手はまだ子供、注射時や診察時には動かないように抑えつける事も必要となります。

親に対して良い顔ばかりせずに、しっかりと医師が短時間で適切な診察が行えるように介助するのも重要な仕事内容と言えます。

 

また、これには『治療や検査を受ける子供のサポート』も含みます。

特に入院中の子供に言える事ですが、やはり検査や治療となるとまだ子供なので大きな不安を抱えます。

そういった子供たちに対して、甘やかすだけでなく、時には厳しく的確な意見を伝えるのも看護師の仕事の一つです。

入院中の子供は人一倍ストレスを抱えナーバスになっていますので、いかに快適に生活してもらうかを考えるのも看護師の仕事です。

 

小児科で働く3つのメリット

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい~ICU経験で出会った3つの事例~

出典:www.pxleyes.com

子供の笑顔に癒され、やりがいを感じる

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい~ICU経験で出会った3つの事例~

出典:www.xlxhs.cn

小児科で働く最大のメリットは、子供の笑顔を見ることができる点です。

子供が好きな人にとっては、子供の笑顔は仕事中の癒しになりますよね。

治療や看護によって元気になった子供の笑顔や元気に退院していく姿を見れば、仕事の疲れも吹き飛んでしまいますし、やりがいを感じることができるでしょう。

 

内科外科全般の幅広い知識を学ぶことができる

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい~ICU経験で出会った3つの事例~

出典:kangoshinayami.com

小児科は内科外科問わず、子供の疾患のほとんどを扱うことになりますので、小児科で働けば、幅広い知識を学ぶことができるんです。

小児科で得た疾患の知識は、成人の疾患にもつながる部分が大きいですので、小児科から違う診療科へ転職・異動した場合でも役立つものばかりです。

 

高い専門性を身につけられる

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい~ICU経験で出会った3つの事例~

出典:news.livedoor.com

内科や外科の急性期病棟などでバリバリ働いてきたベテラン看護師さんでも、『小児科は無理!全然わからない!』という人が多いんです。

そのくらい、小児科はほかの診療科と比べると専門性が高いんですね。

今後の看護師キャリアの中で、小児科での経験があなたの大きな武器となるでしょう。

 

小児科で働く3つのデメリット

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい~ICU経験で出会った3つの事例~

出典:www.babycome.ne.jp

患者さんは小児限定。扱う疾患は幅広い

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい~ICU経験で出会った3つの事例~

出典:www.twmu.ac.jp

通常、大人用の診療科は内科・外科・その他いろいろな診療科に分かれていますよね。

内科や外科の中でも、さらに細かく分かれています。

でも、小児科は患者さんは小児限定でも、内科も外科も小児の疾患であれば成人看護で身に付けたスキルや知識は扱うところがほとんどなんです。

小児専門病院や大きな総合病院だと小児科と小児外科に分かれているところもありますが、一般的には小児科と一括りにされていていますので、小児科では内科の疾患も外科の疾患も扱っています。

 

患者さんである子供だけでなく、親の対応も重要

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい~ICU経験で出会った3つの事例~

出典:www.abc.net.au

小児科の看護師は、患者である子供の看護だけをしていれば良いというわけではありません。

親への対応も小児科の看護師の重要な役割のひとつです。

小児科の場合、入院中は24時間家族の付き添いが必要ですので、看護師が親と接する時間も長く、親や家族の精神的なケアも必要となります。

 

患児の死亡事例に向き合う

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい~ICU経験で出会った3つの事例~

出典:gigazine.net

これはどの領域においても共通して言えることですが、場合によっては看護していた患児が死亡するケースも少なくありません。

特に、小児科での死亡事例は家族の受け入れも困難な場合が多いです。

 

そして、我々看護師にとっても残された家族への対応や、かける言葉も選ばなければなりません。

必要以上に時間がかかるご家族もいらっしゃいます。

 

更には私たちにおいても、そのような症例を乗り越えて行かなければなりません。

本当に様々な症例があるかとは思いますが、小児科の場合は特に繊細な対応が求められます。

私たちは一人の人間でありながら看護師という職人です。

どんなことが起きても冷静に対処しなければならない時が必ずきます。

 

私が見た小児看護の実際~ICUで経験したこと~

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい~ICU経験で出会った3つの事例~

出典:www.medicaldaily.com

私は現在、某大学病院に勤務していますが、以前ICU(集中治療室)で働いていました。

 

そして、実際に小児専門病棟で勤務したことはありません。

ですが上記に挙げたような内容やポイントはそれなりに知っています。

それは私が働いていた某大学病院のICUでは、小児科の患児も受け入れていたからなんです。

それこそ、溺水で蘇生後脳症の患児や難病をかかえ人生のほとんどを病院で過ごしている患児も観てきました。

 

中でも、最も受け入れが多かった患児は『熱性痙攣』を患った患児でした。

小児に領域において熱性痙攣は、割と多い疾患です。

熱性けいれんは、日本人の4~8%にみられる発熱に伴っておこる痙攣で、一般的には良性の疾患です。

5歳くらいまでに多く、熱が急に高くなるときにおこりやすいのです。

典型的には、突然動きが止まって顔色が蒼くなり眼は上を向く(上転)か、一点を見つめ、手足にぐーっと力が入り歯をくいしばります。

 

次に、手足をびくっびくっと身体の方にひきつけます。

徐々にひきつける間隔が長く強さも弱くなってきて、けいれんは終わり、ぐーっと眠ってしまいます(もしくは気づいて泣く)。

痙攣は、22・3分以内である場合が多く、ほとんどが10分以内に終わります。

口から泡をふいたり、吐く場合もあります。

体温は38.5度以上であることがほとんどです。

初めて痙攣に接すると、誰でも驚いて『我が子が死んでしまうのではないか』と思い、気が動転するものです。

そんな感じやご家族の看護をしてきました。

 

これは看護師あるあるの一つであると思うのですが、何故か具合が悪くなるのはいつも夜なんですよね^^;

当時も夜間の緊急入院が多く、痙攣がおさまっても具合が悪かったり、親が仕事で付き添いができないなどの理由もあり一晩中抱っこして寝かしつけていたのをよく覚えています。

ICUに緊急入院される患者の多くは、症状や病態が急性であり患者の意識レベルがクリアであることは少ないかと思います。

 

加えて、私が勤務していた病院では圧倒的に高齢者が多かったため、そういった急性期では意識レベルも低く『一晩中かかりきり』なんてことはありませんでした。

そんなことしてたら仕事になりませんからねw

でも、小児科の患児相手にはそうはいきません。

上記でもお話ししたように、患児の機嫌や信頼関係が治療に大きく影響するんです。

親がいない時に、一晩中抱っこして、遊んで、また抱っこして・・・

症状が改善した時に患児のなつき具合や、それを見たご家族の笑顔を見れた時はやはり『頑張ってよかった』とやりがいを感じることができました(^^)

 

小児科で働きたい!知っておくべき5つのこと

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい~ICU経験で出会った3つの事例~

出典:iemo.jp

今あなたが小児科へ『異動したい』もしくは『転職したい』、または『今後も続けていきたい』と考えているのであれば抑えておきたい点についてまとめました。

小児科という特殊な領域での看護をしていく上では、以下の点については最低限把握しておくことをおすすめします。

 

小児科看護師の役割と仕事内容

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい~ICU経験で出会った3つの事例~

出典:say-kurabe.jp

『小児科看護師に求められる3つのスキル』などでもお話したように、小児科看護師に求められる役割や仕事内容には特有のものがあります。

やはり難易度としては決して簡単なものではありません。

ご家族への対応はもちろん、患児へのほんの些細なインシデントが重大アクシデントへつながる可能性は非常に高く、高度な技術や知識が求められます。

やる気があるのはとても素晴らしいことですが、決して甘く見てはいけません。

役割や仕事内容についてしっかりと把握しておき、尚且つ勤勉さも重要かと思います。

 

小児科に勤める看護師のメリット、デメリット

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい~ICU経験で出会った3つの事例~

出典:ameblo.jp

前項でもお伝えしたように、小児科ならではの勤務に対するメリット・デメリットがあります。

小児科で働きたいのであれば、メリットを多く感じているとは思いますが、もちろんデメリットも知っておかなければなりません。

実際に働いたときには『辛い』と感じることは必ずあります。

デメリットを抑えておくことで、メリットと辛いという感情から生まれるギャップを少しでも減らすことができます。

このギャップが大きい人ほど退職を余儀なくされてしまいがちなのです。

 

もし本当に小児科の看護師を目指すのであれば、最低限上記で挙げたようなデメリットは知っておくことをおすすめします。

そして必ず、そのデメリットを減らすための準備をしておいてください。

 

小児科看護師の実際の求人案件

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい~ICU経験で出会った3つの事例~

出典:toutiao.com

小児科の看護師求人は、決して少なくはありませんが、多いわけでもありません。

看護師の中でも小児医療が好きな人と嫌いな人にはっきり分かれる傾向があるので、好きな人は定着率が良く、長く働いているケースが多いのもその理由です。

そんな自らの次の職場を探す上では『情報が最も重要』です。

この情報が少ないと、そもそも良い求人案件に出会うことができませんし、せっかく働き始めても現実とのギャップに苦しむことになりかねません。

 

特に『小児科未経験の場合』は必ず慎重に案件調査をしていくことをおすすめします。

小児科未経験での看護師転職の場合、内定まで貰う作業が非常に困難になります。

 

また、働きながら転職を考えている看護師にとっても、看護師求人を探すことは容易ではありません。

そこで『転職・求人サイト』の利用は外せないでしょう。

 

ここで重要なのは、『複数の看護師求人サイトへ登録を行う』ということが小児科未経験者の転職の近道です。

 

あなたの転職を成功させるためにも、より多くの求人案件を把握することが重要です。

さらに、こういったサイトへ登録をしていくと『非公開求人』といった、自分だけに条件の合うところを紹介してくれる可能性が高くなります。

焦らず探すことで、条件も人間関係も良好な職場がきっと見つかります。

 

また、パートやアルバイトなど短時間の勤務や、午前・午後のみの勤務を受け付けている病院もあるので、ライフスタイルに合わせて雇用形態を選ぶのもおすすめです。

まずはアルバイトから初めて、ゆくゆくは正社員に、という方法でもいいでしょう。

ぜひ多くの情報をゲットして、やりがいのある看護を提供していきましょう!

 

小児科看護師の平均給与相場

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい~ICU経験で出会った3つの事例~

出典:xn--cck6cuc119wz0htl0ap2jbl2a.com

勤務場所を変えるなら誰もが知っておきたい『給料』。

実は、看護師の給料は働く病院や病棟・クリニックなどによって様々なんです。

ご存知のように、残業の有無・夜勤の有無・中途採用・各手当の有無など待遇も様々。

そこで、自分が働く上で最もやりがいにつながると言っていい給料については、必ず把握しておきたいところです。

 

今回、小児科で働く看護師の給料について調査した結果だけを見てみると、月給の平均は27万9088円で、年収は334万9058円にボーナスなどの賞与がプラスされる形となります。

ただ、勤める小児科によってはボーナスや手当が異なりますので、あくまで目安までの参考にしてくださいね。

 

また、今回調査した案件ですが、おそらく夜勤手当を含めて掲載している所としていない所があるので、求人広告などで小児科の転職先探す場合は、しっかりと手当についてもしっかりと確認しておく方がいいかと思います。

小児科で働く看護師の給料に関しては、小児科専門の病院の案件が今回調査した中では見つからず、ほとんどが様々な科の給料がまとめて掲載されてあるものばかりでした。

病院によっては何科に配属になるか?と言う点に関わらず給料が一緒の所もあれば違う所もあります。

この辺が自分自身で調べても中々分かりにくく、また面接でも聞きにくいかと思います。

 

その場合は、今回紹介した『看護師転職求人サイト』を利用すると、仲介としてエージェントやコンサルタントが入って交渉してくれるのでおすすめです。

 

職場環境

看護師の転職活動は実際に脚を運ぶ

出典:propel.estate

例えば、クリニックと総合病院・大学病院とでは雰囲気が全く異なります。

それこそ、安易に転職してしまうと現実とのギャップに苦しむことになりますし、せっかく行動を起こし今後のキャリアアップの機会を失うことになりかねません。

 

やはり、どんな仕事をする上でも職場環境が悪くては長続きしませんよね。

 

求人の探し方としては、他の科と違いがあるわけではありませんが、小児科の場合はクリニックによってかなり雰囲気が違いますし、医師の方針の違いで子どもへの対応が違うケースもあります。

自分に合った小児科を探すためには、前項でもお伝えしたような看護師の転職を紹介斡旋するホームページを利用するなど、その小児科の特徴や雰囲気を知ることのできる方法がおすすめです。

 

実際に子供がいれば、ついでの時に子供を連れて病院に行き雰囲気を感じることもできますが、未婚だったり子供がいなかったりするとその方法も難しいので担当コンサルタントに相談して、自分に合った小児科を一緒に探してもらうことが大事でしょう。

 

また、知り合いや友人が小児科で働いているのであれば職場の雰囲気はもちろん、実際にあるリアルな体験談や給料の話まで聞いておきましょう!

あなたが上手くいくためには『情報』が最も重要ですので、徹底的にリサーチしておくことをおすすめします。

 

精神科看護師のやりがいは?~精神科に努めるということ~

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい~ICU経験で出会った3つの事例~

出典:www.mhlw.go.jp

今、日本では、15人に1人がうつ病を経験しているといわれ、精神科のニーズが高まっています。

その高まりとともに精神科で働く看護師の求人も増えているのも事実です。

精神科疾患は他の領域と違い『症状や病態が表に出にくい』といた特色があります。

その上で患者さんと人間関係を築いたり、長い入院生活で患者さんがその人らしく生きてく為の援助をすることを看護とします。

言ってしまえば、それを『やりがい』とする看護師の方もすくなくありません。

 

また、他の領域のような処置や医療行為に近い看護する場面が圧倒的に少ない反面、前述したようなメンタルケアや信頼関係の構築が強く求められます。

そういった意味では、患者さんを理解することで人間が理解できることもやりがいにつながるのではないでしょうか。

症状や病態が表に出にくい分、薬剤の作用や副作用などの血行動態をより詳しく把握しておきアセスメントしくことにおいて、より専門性が求められる領域であると言えます。

基本的な人権を基に、とにかく奥が深い正解のない看護をしていくことになります。

 

他にも多くの特徴や抑えておきたいポイントがありますので、以下の内容を詳しく見ていきましょう。

 

精神科での代表的な5つの特徴

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい~ICU経験で出会った3つの事例~

出典:www.pinterest.com

精神科には精神科ならではの特徴があります。

この特徴を知っておくことは、精神科で働く上でやりがいを感じることができるかどうかを大きく左右すると言っても過言ではありません。

 

特徴はいくつもありますが、まずは分かりやすく代表的な5つの点についてご紹介していきます。

  1. 患者の症状改善が、ほかの病気やケガなどよりも、よりハッキリと分かる
  2. 『社会から遠ざけられている人たちを社会への復帰を手助けしている』ことにかかわっている
  3. 専門性が高い仕事である
  4. ほかの診療科に比べ、看護師の役割が大きい
  5. 看護的医療処置が少ない

精神科の病気は、例えばガンや骨折などと違って、レントゲンやMRIなどによって治療すべきところが目で見えるわけではありません。

 

不眠という症状ひとつとっても、うつ病なのかトラウマによるものなのかは、患者さんの過去を聞き取らなければ分かりません。

診断が違えば薬や治療方針も違ってきますから、医師が正しい診断ができるような情報を予診でしっかりと得ておかなければなりません。

 

しかし、精神科に来るのは心が弱っている患者さんですから、いろいろ聞かれると不安になったり状態が悪くなる危険性もゼロではありません。

患者さんの心に土足で踏み込まないようにしつつも必要な情報を過不足なく聞き取るという、なかなか高度なテクニックが必要になります。

病院によっては、予診を研修医、臨床心理士や精神保健福祉士などが取る場合もありますが、看護師に任されているところもあります。

精神科が初めてで自信がない方は、上記の他職種の人の予診に陪席させてもらうと、勉強になると思います。

 

そして、もうひとつ大きな特徴として、精神科は他科よりも『注射などの医療処置の時間が短い』傾向があることです。

とくに入院設備がないクリニックや精神訪問看護などで働く場合は、医療処置をほとんどしないこともあります。

その結果、一般の看護スキルを身につけにくい傾向にあります。

一般から精神科へ転職した方には問題ないかもしれませんが、スキルアップなどを視野に入れている場合は注意が必要です。

 

また、先ほどお話したように患者さんとの信頼関係を築く必要があるため、患者さんとのコミュニケーションの時間も長く持つ必要があります。

更に、各施設によっても患者層や扱う症例が全く異なります。

  • 大学病院
  • 総合病院
  • 単科の精神病院
  • 開業医院(クリニック)

どれも精神科という点では同じなのですが、それぞれで扱う患者さんの病気や看護師の勤務形態が異なります。

一般的に、大学病院や総合病院では統合失調症などの重い患者さんが多く、開業医院は入院の必要のない軽い患者さんが多い一方で、人格障害などの対応が難しい患者さんも多いです。

単科の精神病院には歴史が古いところも多く、アルコール依存症を専門で診ているというようなところもあります。

依存症を始めとする何か特定の病気を専門的にやりたいという希望がある看護師は、その病院で多く見ている症例をサイトなどで確認してみても良いかと思います。

 

精神科看護師に求められる 5つのスキル

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい~ICU経験で出会った3つの事例~

出典:motejo.jp

精神科で働く看護師に必要なスキルは、小児科同様他の科で働く場合とはちょっと事情が違ってきます。

精神科の場合は、身体的には元気な場合が多いので、看護師が行う医療行為は滅多に行うことがありません。

そのかわり、精神的なケアが必要になるので、難しい点も多いのです。

主に以下の5つのスキルが求められてきます。

 

ささいな感情の変化を見逃さない『観察力』

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい

出典:uneedchiro.exblog.jp

これは他の科でいう観察力とは、また違った種類のものになります。

ちょっとした仕草や表情の変化から患者さんの感情を察することができる『観察力』をもっているということは、精神科の看護師としてとても重要です。

精神科の患者さんの特徴は、その病状が検査などの『数値』や見た目で推し量れないことです。

内科や外科の患者さんであれば、レントゲン写真や採血結果といった検査の数値によって病状を観察することができますよね。

 

しかし、精神科の患者さんが患っているのはうつ病認知症などの精神疾患であるため、病状の変化を看護師が客観的に知ることが難しいんです。

 

また、精神疾患の患者さんはコミュニケーションを円滑にとれないことが多く、患者さん自身が自分の症状をうまく看護師に伝えられないことも多いです。

そのため、精神科で働く看護師に必要なのは、患者さんのちょっとした変化に気がつく観察力や察する力なんです。

 

また、精神疾患は完治が難しいために入院や通院期間が長引くことが多いです。

そんな時でも、患者さんが治療を根気強く続けられるように、精神科の看護師は患者さんとじっくり向き合って信頼関係を築いていく粘り強さも求められます。

そうして看護師が患者さんとの信頼関係を築くことができれば、患者さんも安心して治療を受けることができ、あなたは担当の医師からも感謝されるでしょう。

ただ、精神科の患者さんは精神状態が不安定なことが多く、ときには暴力をふるったり暴言を吐いたりすることがあります。

そんなときには、看護師が暴れる患者さんを抑止することがありますし、暴言を聞き流す気持ちの切替えも必要になります。

 

とはいえ、女性の腕力では患者さんを抑止できないこともありますので、精神科では男性の看護師も多く活躍しています。

今の時点でこれらのスキルをすべてもっていなくても問題ありませんが、患者さんの言動で自分の感情が揺さぶられやすい人や、長期的に患者さんに向き合うのが苦手な人は、精神科への転職を今一度冷静に考えたほうがいいでしょう。

 

どんな時も冷静な判断と対応ができるメンタル

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい

出典:www.quiveutpistergeneve.com

こちらも内科や外科のような看護師としてではなく精神科特有の意味があります。

前項でもお話ししたように、患者さんが精神的な病気ということもあって日常生活ではなかなか言われないような暴言を吐かれたり、暴力を受けそうになることもあります。

つまり、『自分自身が精神的に安定していて、患者さんの言動にあまり振り回されない』といううことも、れっきとしたスキルの一つです。

 

また、ネガティブな言動を受けて、同じようにネガティブになってしまう人には精神科は向いていません。

精神科の患者さんは、常識では計ることの出来ない精神状態であり、健常者である私やあなたが思いもよらないような発言や行動を起こしたりするものです。

そんな時も、慌てず、落ち込んだり怒ったりせずに、冷静に対応できる精神力は大切です。

鬱や、認知症の増加によって、精神科の需要はますます高まっているので、このようなスキルを身に着けるのも看護師としてのスキルアップに繋がります。

 

患者さんとコミュニケーションを忘れず信頼関係を築くことができる

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい

出典:blendaffili.com

前述したように、精神疾患は完治が難しいために入院や通院期間が長引くことが多いのも特徴の一つです。

そんな時でも、患者さんが治療を根気強く続けられるように、精神科の看護師は患者さんとじっくり向き合って信頼関係を築いていく粘り強さも求められます。

あなたの何気ない対応の一つ一つが、患者さんの病状に大きく影響するということを自覚していなければなりません。

精神科の患者さんは、自分に対する相手の態度をあなたが思って言いる以上に見ています。

強い信頼関係が築けるまでは特に、言動や態度の一つ一つに注意を払っていく必要があります。

 

精神科特有の薬剤知識

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい

出典:blog.livedoor.jp

どの診療科においても、看護師としてしっかりとした薬剤の知識を持って与薬するべきですよね。

精神科においてもこれは共通していて言えることなのです。

 

しかし、ここでも精神科きっての特徴があります。

精神科の患者さんを担当したことのあるあなたであればお分かりいただけるかと思いますが『とにかく薬の量がハンパじゃない』と思ったことはありませんか?^^;

精神科の薬は『向精神薬』『睡眠導入剤』『抗うつ薬』『抗不安薬』などと呼ばれている内服薬をメインに、その症状をコントロールするために非常に多くの種類・量を投与しなければなりません。

 

さらには、その特有なお薬には副作用もつきものです。

そういった副作用をリカバーするためにも、必然的に薬の量や種類は増えていきます。

 

また、向精神薬などは特に厳重な管理が法律的にも求められています。

こういった特殊な薬剤の管理についても知識がなければ、患者さんの病状を大きく左右することになりかねませんし、最悪の場合法に触れることも考えられます。

 

そもそも精神看護に興味がある

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい

出典:ns-happy-qol.com

これは上記の内容を総じて言えることなのですが、上記のようなスキルって、対人間的なお話しだと思いませんか?

言ってしまえば『人としてデキた性格』を持ち合わせていないければそうそう勤まりません。

捉え方によっては『お人好し』なんて思われる方も少なくないかと思います。

だって、常識的な発言や考えなんて一切通じないんですから。

非常識的な患者さんの想いを第一に、ゆっくりと時間をかけて傾聴し行動していかなければなりません。

以下に挙げるデメリットを含め、そもそも精神看護が好きでなければ続きませんし、全くと言っていいほど通用しないのです。

 

精神科で働く4つのメリット

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい

出典:ganref.jp

『精神科の特徴』の項でもお話しした内容と、重複する部分もありますが、それらの特徴からも言える精神科で働くことで得られるメリットについてひとつずつ見ていきましょう!

 

看護の結果がはっきりわかる!

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい

出典:goodstory.biz

ご存知の通り、精神科で扱う疾患は特殊なものがほとんどです。

ちょっと考えてみただけでも、

  • 精神分裂病
  • うつ病
  • 躁病
  • 神経症
  • 摂食障害
  • 人格障害
  • 心身症

などが挙げられますね。

 

あなたもよく耳にするものが多いのではないでしょうか。

最近では、一般の方々にもこのような精神疾患がだいぶ認知されるようになってきました。

それでも、精神疾患を煩っている患者さんいとってはまだまだ過ごし辛い世の中であり、孤独を感じています。

精神科の患者さんの症状は、そのの言動に出ます。

複雑なケースもありますが、それだけに治療や看護の効果が出てくるのも、しっかりと分かります。

 

つまり、手ごたえも感じやすいのです。

『なかなか良くならない『『以前より悪化した』ということは、看護師の立場からもよく分かります。

これは看護師としての『やりがい』を感じることができる最大のメリットといって良いのではないでしょうか。

 

人を救えるという実感が持てる

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい

出典:infy.life

精神病にかかった人は、大きな不安を抱え、社会とのかかわり方が難しくなっています。

特に入院患者ともなると、家族などからもかかわり合いを拒否されているような人も珍しくありません。

 

そういった人たちが頼りにするのは、やはり、医師や看護師です。

精神を病んでいる患者さんたちに、立ち直りのための手助けをし、院内のレクリエーションなどで笑顔を取り戻させる、といったことでかかわりあっていきます。

 

単に看護だけでなく、社会との接し方・人への対応の仕方などを教えるなど、『生活全部をフォローしている』という形になります。

きちんと回復して治療ができたなら、その人は社会復帰もしていきます。

退院していく患者を見送る時、おそらくはほかの診療科よりも『ひとつの仕事をやり終えた』という満足感は高くなるでしょう。

 

専門性が高く、特別な仕事

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい

出典:www.koukyuanteikangosi.com

このように、精神科の看護師はほかの診療科の看護師とは役割に違いがあります。

これを支えるために、精神科の看護師はどの診療科よりも、勉強会や研究会が多いことが知られています。

人の気持ちに正解なんてないんです。

『やるべきことが多い』というのは、負担に感じる人もいるでしょう。

ですが、それだけ『専門性の高い仕事をしている』と考えることができるのならば、満足感ややりがいにつながっていくはずです。

 

看護師に任されることが多く仕事のやりがいが大きい

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい

出典:tabi-labo.com

一般的に医療の世界では、まず医師が中心です。

治療では看護師は医師の補助役でしかありません。

精神科でもこの例外ではありませんが、ほかの診療科よりも患者さんとかかわっている時間も長くなります。

それだけに、任される役割も格段に大きくなります。

特に重要なのが『患者さんとのコミュニケーション』です。

これはほかの診療科でもやるように勧められているでしょう。

ですが、精神科の場合それこそが治療や看護の内容になるぐらい重要です。

この『コミュニケーション』の中心になるのは、医師よりもむしろ看護師なのです。

 

精神科で働く4つのデメリット

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい

出典:boxil.jp

精神科で働く際にはメリットばかりではありません。

前項でお話しした『精神科の特徴』の部分でもお伝えしていますが、ここではさらに細かくお話ししていきたいと思います。

もしあなたが、精神科への転職や異動をかんがえているのであれば、こういった部分もきちんと抑えておかなければなりません。

 

医療行為のスキルが低下

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい

出典:www.three-arrow.com

精神科に転職する看護師のデメリットは、やはり医療行為に関するスキルが低下する心配があるということです。

確かに注射や点滴といった行為は、毎日やるのとやらないのでは技術的に大きな差ができるでしょう。

精神科の場合は体の元気な患者が多いために、他の科に比べても特に医療行為の必要性がなく、どちらかというと心のケアが中心になります。

 

転職時もスキルが『不安』

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい

出典:n.career-info.jp

もちろん心のケアの技術を磨くことも大切ですからこの先もずっと精神科にいるならいいのですが、通常の病棟勤務に移動になったり転職する可能性がある場合は、医療行為をやっていないことで不安に感じることもあります。

 

ある程度病棟勤務を行った経験があれば、しばらくの精神科勤務で医療行為を行うのに緊張してもすぐに勘を取り戻せますが、新卒で精神科に配属になった場合には、医療行為の実務経験が乏しくなってしまうので、その点が転職するときに特に気になるものです。

 

患者に傷付けられる!?

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい

出典:www.hkh.or.jp

精神科で働いていると、患者さんに暴言を吐かれたり、意地悪を言われたりすることも珍しくありません。

普通の人なら言わないであろう暴言をためらうことなく口にするのは、やはり病気が原因ということ。

そう思うことで聞き流すこともできますが、やはり始めは傷ついたり凹んだりすることもあるものです。

そんなときに、あまり落ち込むことなくすぐ切り替えられる人でないと、精神科での勤務は難しいと言えます。

患者と親しくするだけでなく、治療のためには程よい距離感を持って接することも大切なのです。

 

通勤に時間がかかるケースもある

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい

出典:www.taca.me

病院によっては市街地から離れた山間部に作られていることも多いので、通勤に時間がかかるケースもあります。

実際に私の地域でもそういった場所に、単科の精神科病院を構えているところが多いです。

 

精神科で働きたい!知っておくべき13のこと

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい

出典:www.kleenfoot.com

今あなたが精神科へ『異動したい』もしくは『転職したい』、または『今後も続けていきたい』と考えているのであれば抑えておきたい点についてまとめました。

精神科という特殊な領域での看護をしていく上では、以下の点については最低限把握しておくことをおすすめします。

 

【職場の選択肢】どのような病院で働くか

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい

出典:kitajima-architecture-design.com

精神科と一口にいっても、働ける場所はさまざまです。

まずは、医療施設の種類別に説明していきますね。

 

1.クリニック

入院設備がないため、比較的症状の軽い通院患者さんを扱います。

 

2.総合病院の精神科

精神科以外の診療科目をもつ総合病院が精神科を設けているパターンです。

入院設備があり、患者さんの症状によって『急性期病棟』『慢性期病棟』に分かれています。

 

3.精神病院

精神科のみを専門に扱っている病院で、患者さんを隔離するために僻地(へきち)に建てられていることもあります。

入院設備があり、患者さんの症状によって『急性期病棟』『慢性期病棟』に分かれています。

 

4.精神訪問看護

病院や訪問看護ステーションが管理をしています。

病院を退院した患者さんや、通院している患者さんのご自宅に看護師が伺い、看護を行います。

上記のように、入院が可能な施設には、患者さんの病状に合わせた『急性期病棟』と『慢性期病棟』があるケースが多いです。

急性期病棟は急患・急変が多く、看護師が医療処置までおこなうケースもあります。

慢性期病棟は長期的に患者さんと向き合っていくことができるので、精神看護のスキルを伸ばしたい人にはオススメです。

技術的な看護スキルにこだわるなら、総合病院や精神病院の『急性期病棟』でしょう。

 

以上のように、精神科の中でも働く環境はいくつもあります。

それぞれ自分にあった特徴や環境が備わっている施設を選択した方が絶対に良いです。

 

また、あなたが働く環境をしっかり選択してくことは、看護師として長く続けていくためになくてはならない行動です。

とても重要な部分ですので、あなたのためにそれぞれの施設の特徴についてご紹介していきたいと思います。

 

急性期病棟で働くメリット

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい

出典:info-tribe.com

医療処置の機会が多いため、注射などの技術的な看護スキルが磨けます。

総合病院の精神科の場合は、他の診療科目の医療チームとの橋渡し的な役割をすることがあり、幅広い視点で仕事ができるようになります。

 

また、慢性期と比較すると患者さんの回復が目に見えて分かりやすいです。

 

急性期病棟で働くデメリット

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい

出典:amanaimages.com

急性期病院は慢性期と比較すると患者さんの急変が多いため、そのため、患者さんとゆっくりとコミュニケーションをとれないことがあります。

 

また、救急対応をしている病院などでは深夜の急患などがくることもあり、あわただしい環境です。

急性期病棟は、注射などの技術的な看護スキルをつけたい方や、幅広い視点でテキパキと働くことが好きな方にオススメです。

逆に、患者さんとじっくりコミュニケーションを取りたい方は、急性期病棟は避けた方がいいかもしれません。

 

働きやすさにこだわるなら『クリニック』や『精神訪問看護』

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい

出典:oosumi-hp.jp

クリニックや精神訪問看護で共通する部分としては、夕方で診療が終わることが多いので、夜勤や残業が少なく働きやすい環境です。

他にはどんなものがあるのでしょか?

ここでもメリット・デメリットに分けてお伝えしていきます。

 

クリニックや精神訪問看護で働くメリット

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい

出典:www.tenpokagu.com

夜勤・残業が少ないため、仕事とプライベートのバランスが取りやすいのが最大のメリットです。

 

また、通院や訪問対象の患者さんしかいないため、患者さんの病状が軽く、仕事の負担も少ないです。

精神訪問看護の場合は、患者さんの自宅に訪問しての看護となるため、ほかの職場以上に患者さんとコミュニケーションがとりやすいです。

 

クリニックや精神訪問看護で働くデメリット

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい

出典:medicalnote.jp

医療処置をする機会がほとんどないので、注射などの技術的な看護スキルが低下する可能性があります。

 

また、クリニックの場合は入院施設がなく診療が中心なので、患者さんとじっくりコミュニケーションをとる時間が少ないです。

クリニックや精神訪問看護は、働きやすさを重視する人にオススメです。

働きやすい環境を希望しつつ、患者さんとのコミュニケーションもしっかり取りたい人は、精神訪問看護の仕事が向いているでしょう。

 

総合病院・クリニック

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい

出典:zangyou.org

『他のの診療科よりも、仕事が楽』とか『残業がない』というのは、総合病院の中の一診療科として精神科が設けられている場合です。

または、規模の小さいメンタル系クリニックです。

しかも、入院施設や精神科救急がないことが条件になります。

この場合、勤務は日勤のみになります。

 

また、重症患者も多くありません。

こうした病院なら、家庭との両立を考えるママさん看護師にも向いた勤務先といえます。

逆に入院・救急がある病院は、当然夜勤や残業もあり、ほかの診療科と変わりがないので、楽だということはありません。

 

閉鎖病棟

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい

出典:chaos2ch.com

上記の対極にあるのが、閉鎖病棟です。

病棟や病室ごとにかぎがかかっているものをいいます。

患者さんは部屋の外に出るにも医師や看護師の許可が必要です。

重症患者を扱う病院です。

こういったところでは難しさ働きがいが背中合わせです。

精神科治療の最も難しい役割を担っていますので、専門性も高くなります。

危険手当など各種の手当がつきますので、給料は高くなります。

 

しかも、看護師ら職員に対する福利厚生がしっかりと整っている職場が多いのが、こういった入院設備のある精神科の特徴となっています。

この場合は、出費を抑えることができます。

捉え方によっては、給料がアップしているのと実質的に同じことになるかもしれませんね。

 

以上が各施設の特徴と概要です。

ぜひあなたの異動や転職に役立てていってください。

 

役割・仕事内容

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい

出典:www.seijin.org

『精神科看護師に求められる5つのスキル』などでもお話したように、精神科看護師に求められる役割や仕事内容には特有のものがあります。

 

やはり難易度としては決して簡単なものではありません。

 

精神科の患者さんはとても繊細ですので、ほんの些細な言動や態度が重大トラブルへつながる可能性は非常に高く、高度な技術や知識が求められます。

やる気があるのはとても素晴らしいことですが、決して甘く見てはいけません。

役割や仕事内容についてしっかりと把握しておき、尚且つ勤勉さも重要かと思います。

 

精神科に勤める看護師のメリット・デメリット

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい

出典:college2ch.blomaga.jp

前項でもお伝えしたように、精神科ならではの勤務に対するメリット・デメリットがあります。

精神科で働きたいのであれば、メリットを多く感じているとは思いますが、もちろんデメリットも知っておかなければなりません。

 

実際に働いたときには『辛い』と感じることは必ずあります。

デメリットを抑えておくことで、メリットと辛いという感情から生まれるギャップを少しでも減らすことができます。

このギャップが大きい人ほど退職を余儀なくされてしまいがちなのです。

 

もし本当に精神科の看護師を目指すのであれば、最低限上記で挙げたようなデメリットは知っておくことをおすすめします。

そして必ず、そのデメリットを減らすための準備をしておいてく下さい。

 

精神科看護師の実際の求人案件

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい

出典:www.yohannvincent.com

精神科の求人の探し方にはいくつかの方法がありますが、精神科の場合は求人を見て片っ端から応募するのではなく、どんな病院なのか調べてから応募するほうが無難です。

精神科は上記のような開放病棟か閉鎖病棟かによってもかなり雰囲気が違いますし、うつ病患者が多い病院もあれば認知症患者の多い病院、アルコール依存症の人が多い病院など、どんな患者が多い病院なのかによっても大違いです。

もちろんあらゆる症状の精神科患者を受け入れている病院もあります。

そのため、転職前にできるだけリサーチを行わないと、『イメージと違う』ということになりやすいのです。

 

また、精神科は看護師のケアが治療の効果を左右することもあるので、精神科での勤務が初めての場合は、比較的軽度の患者が多い病院や、教育制度のしっかりした病院を紹介してもらったほうがいいかもしれません。

働きながら転職を考えている看護師にとっても、看護師求人を探すことは容易ではありません。

 

そこで『転職・求人サイト』の利用は外せないでしょう。

ここで重要なのは、複数の看護師求人サイトへ登録を行うということが小児科未経験者の転職の近道です。

あなたの転職を成功させるためにも、より多くの求人案件を把握することが重要です。

さらに、こういったサイトへ登録をしていくと『非公開求人』といった、自分だけに条件の合うところを紹介してくれる可能性が高くなります。

焦らず探すことで、条件も人間関係も良好な職場がきっと見つかります。

 

また、パートやアルバイトなど短時間の勤務や、午前・午後のみの勤務を受け付けている病院もあるので、ライフスタイルに合わせて雇用形態を選ぶのもおすすめです。

まずはアルバイトから初めて、ゆくゆくは正社員に、という方法でもいいでしょう。

ぜひ多くの情報をゲットして、やりがいのある看護を提供していきましょう!

 

精神科看護師の平均給与相場

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい

出典:harue-smile.com

勤務場所を変えるなら誰もが知っておきたい『給料』

実は、看護師の給料は働く病院や病棟・クリニックなどによって様々なんです。

ご存知のように、残業の有無・夜勤の有無・中途採用・各手当の有無など待遇も様々。

そこで、自分が働く上で最もやりがいにつながると言っていい給料については、必ず把握しておきたいところです。

 

今回調査した結果を見てみると、月給の平均は257,253円~で、年収は3,087,036円に、病院によっては、ボーナスや手当などがプラスされる形となります。

ただ、他の科の求人内容などと比較した場合、心療内科や精神科、メンタルクリニックの給与は見た感じ高めに設定されているように感じました。

これは精神的な大変さなどが考慮されているのかもしれません。

 

職場環境

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい

出典:www.kameyama-grp.co.jp

例えば、クリニックと総合病院・大学病院とでは雰囲気が全く異なります。

それこそ、安易に転職してしまうと現実とのギャップに苦しむことになりますし、せっかく行動を起こし今後のキャリアアップの機会を失うことになりかねません。

やはり、どんな仕事をする上でも職場環境が悪くては長続きしませんよね。

 

求人の探し方としては、他の科と違いがあるわけではありませんが、精神科の場合はクリニックによってかなり雰囲気が違いますし、医師の方針の違いで患者さんへの対応が違うケースもあります。

自分に合った精神科を探すためには、前項でもお伝えしたような看護師の転職を紹介斡旋するホームページを利用するなど、その精神科の特徴や雰囲気を知ることのできる方法がおすすめです。

実際に病院に足を運び、雰囲気を感じることも重要です。

ですが、その方法も難しい場合もあるかと思います。

そういった場合は担当コンサルタントに相談して、自分に合った精神科を一緒に探してもらうことが大切です。

 

また、知り合いや友人が小児科で働いているのであれば職場の雰囲気はもちろん、実際にあるリアルな体験談や給料の話まで聞いておきましょう!

あなたが上手くいくためには『情報』が最も重要ですので、徹底的にリサーチしておくことをおすすめします。

 

私が見た精神看護の実際~ICU・精神科研修で経験したこと~

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい

出典:hicarebd.com

ここまで、一般的に見た精神科の実際についてご紹介してきたわけですが、ここからは私が実際に経験してきた『生の情報』をお届けしたいと思います。

こういった情報って、よく口コミサイトとかで探すことが多いと思いますが、いまいち信憑性にかけるというか遠い出来事に感じてしまうのは私だけでしょうか。

当サイトの情報はどこで調べても出てこないような、実際に起こった生の情報と医療関係者としていって良いかどうかもわからないような内容まで暴露しちゃってますw

良かったら見ていってくださいね。

 

統合失調症 超急性期

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい

出典:plus.google.com

小児科の項でもお話ししたように、私は5年間ICUでの勤務経験があります。

実際には精神科病棟での勤務はしたことはありません。

ですが、研修として精神科専門の病院へ行ったことがあります。

私が配属されたのは上記でご紹介したうちの『閉鎖病棟』でした。

そこには当時18歳の男性が隔離されていて、初めて私を見かけた彼が目をギラギラさせて声をかけてきました。

  • 『お兄さんお兄さん』
  • 『こっちきてよ』
  • 『握手しようよ、握手』

当時、本場の精神科は超ド級の初心者同様であったため、私は訳も分からず返答にも困っていました。

彼は、隔離されてた部屋の檻のようなドアから必死に手を伸ばしていました。

私はいろいろ考えましたが、誠意で握手しようと、ほんの少しだけ手を出そうと動いたかどうか本当に微々たる動作をしたように思います。

するとその時、急に異変が起きました。

 

『うるぁーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!』

 

『・・・・』

 

私は茫然とその場面を観ていたことをよく覚えています。

あなたも今『こいつ何言ってるかよくわからないな』『場面が分かり辛いわw』なんて思われたかもしれませんが、本当にこんな感じだったんです!w

 

とにかく私にとって何の前触れもなく起こったんです。

本当に急に暴れ始め、その時いた男性看護師が危険をすぐさまキャッチし、男3人がかりで抑えつけていました。

本当に全力で。

男3人がですよ?

患者さんである彼は、見た目は全く普通の青年であり、中肉中背の本当に普通の男の子でした。

病名は統合失調症。今思えば超急性期だったんだということが分かります。

自身の身も心も制御できていない状況です。

 

もう一度言いますが、大人の男性3人がかりで抑えつけていたんですよ?

これがどれだけの力かわかりますか?

あなたがテレビでよく見る乱闘シーンとはわけが違うんです。

完全に人間の筋力のリミッターが外れた状態でのパワーです。

これは想像を絶するものであることは間違いありません。

彼を抑えつけていた男性看護師の方々はもはや『抑えつける』というより『殴り倒す』。こんな勢いでした。

彼は必死に暴れようとしていましたが、顔面を地面に思いっきり抑えつけられ、羽交い絞めにされ、完全にキメられていました。

 

するとそこへ一人の医師が駆けつけました。

その医師は手に持っていた何やら鋭いアイテムを彼に割と思いっきり刺していました。

そうです。

『精神安定剤』もしくは『鎮静剤』の筋注または皮下注射が行われていたのです。

これは医師が法的に認められた範囲において、必要時施行できる医療行為です。

残酷かもしれませんが、とても話などできる状態ではなく、患者さん本人の自傷行為はもちろん、そこにいたスタッフ全員に危害が及ぶ可能性も否定できません。

私はその現場を生で見ました。

 

あなたが現在、精神科の看護師であれば何回も見たことがあるかと思いますが、本当に勢いが違いますよね。

私があの時、手を差し出していたらどうなっていたのでしょうか?

手や腕を噛み千切られていたのでしょうか?

その時は勢いや臨場感に圧倒されていたのですが、今思えば恐いくらいに想像が膨らんでしまします。

これも精神科のリアルな実態ですし、ある意味体験できて本当に良かったです。

 

受け持ち患者さん

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい

出典:free.gatag.net

他にも研修とはいえ、実際に患者さんを担当することもあり、生活習慣におけるある目標を一緒に立て、それに向かって日々レクリエーションなども通して心を開いていってくれました。

精神科の患者さんの多くは、私たちが普段当たり前のように行っている片付けスケジューリングにとても弱いです。

そんな些細なことにおいても、真剣に患者さんと向き合い、関係性を築き目標達成へ向かっていく毎日でした。

レクリエーションは屋内にとどまらず、運動場へ出て思いっきり汗を流しました。

私は運動が好きですので、本気で楽しんじゃいましたw

屋内でも、卓球をひたすら一日中やっていたこともありますw これは指導していただいた先生には内緒・・・♪

その患者さんも統合失調症を患っていたのですが、症状は慢性的でした。

私が一生懸命にやればやるほど、素直に行動して答えていってくれました。

本当に良い研修をすることができました。

ちなみに、担当した患者さんは背の小さい『ポルトガル人』の方でした(^^♪

 

【せん妄】ICUシンドロームって?

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい

出典:akicomp.com

私が最も多く観てきた精神疾患はやはりこのICUシンドローム(ICU症候群)です。

 

正式には『ICU(Intensive Care Unit)症候群』と呼ばれているのですが、これって知っていますか?

ICU(Intensive Care Unit)症候群は大きな手術の後や救急入院などで、集中治療室(ICU)に入室した患者さんに、錯乱(さくらん)・幻覚(げんかく)・見当識(けんとうしき)障害・不穏・興奮などの精神症状が起こるものをICU症候群といいます。

要因として、もともとの病気や手術、麻酔や治療薬などによる影響(身体的要因)のほか、昼夜の区別がつきにくい部屋で長時間過ごすことによる睡眠リズムの乱れ(環境要因)、チューブ類や医療機器につながれて身動きがとれないための拘禁(こうきん)ストレス(心理的要因)、といったさまざまなものが関連し、これらが複合的に絡み合って生じるとされています。

こんな感じですw

ICU症候群の用語は、こうした状況や起こっている現象に対して用いられ、医学的な原因はさまざまです。

実際には、せん妄(もう)が関与していることが多く、ほかに不安や抑うつ、脳機能損傷による認知機能障害、精神病性障害などが影響します。

治療は要因に応じて、もとの病気への対応、睡眠の確保、環境調整、薬物の調整などが行われます。

私は集中治療室で数多くのICU(Intensive Care Unit)症候群の患者さんを看護してきました。

特にご高齢の方に多く、もともと認知症を患っている患者さんは評価がとても難しいです。

精神科の看護とも共通するのですが、こういった患者さんはただ単に薬剤投与で鎮静しては実は意味がなく、健忘や認知機能の低下を招く逆効果なんです。

まずはベッドの上から降りれる状況であれば『車いすに座り』、外が見れるのであれば『陽の光を浴び』、見当識を取り戻すために『カレンダーやテレビを設置』し一緒に確認し指導するなどといった『環境を整える』ことが最も重要でした。

実際に、そういった日内リズムを提供することで患者さんが我に返っていく姿を幾度となく観てきました。

こういった時にも私は『やりがい』を感じていました。

まとめ

【職業調べ】 小児科 精神科看護師のやりがい

出典:medicil.jp

今回は看護師のやりがいについて、小児科と精神科という特殊な領域を交えて考えていきました。

いかがでしたでしょうか?

あなたにもやりがいを感じることができる場面はありますでしょうか?

もし、あなたが看護師としてやりがいを感じることがなかなかできなくなってしまっているなら、今一度立ち止まって考えてはみませんか?

 

あなたは

『なぜ看護師になりたいと思ったのか』

このことを思い出してみてください。

看護師を志したキッカケや理想の看護師像など、紙などに書き出してみたり、当時の写真を見るのもいい方法です。

 

そして、あなたが

『看護師として譲れないものは何か』

を答えることができますか?

何だっていいんです。

あなたにしかない想いや、得意分野だっていいんです。

 

今一度考えてみて、その部分に自信を持ってとことん伸ばしていってみてください。

それでもあなたが看護師としてどうしても『やりがい』を感じることができなくなっているのであれば、環境を変えてみるのも一つの方法です。

当事者のままでいると視野が狭くなりがちで、解決策が見えなくなります。

違う視点を持つための気づきを得るために、意図的に周りの『環境』を変えてみましょう!

刺激を受けるには、院外研修もいいですね。

それでも難しい時は思い切って職場を変えてみることを検討したほうがいいかもしれません。

自分の強みや興味を見つけて、得意なことを活かせる環境に自ら身を置くことをおすすめします。

自分の得意なことを活かせる環境(職場)を見つけるためには、事前によく職場について調べる必要があります。

もう一度この記事を読んでいただき、今後のあなたの看護師としての人生が豊かになることを心から願います。

 

スポンサーリンク
by
現役看護師のだてっちと申します。 家族は奥さんと長男、長女、出産間近の5人家族です。 看護師をやりながら日々思う事をつらづらと書いていきます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事